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インタビュー(アジア)

ニー・ニー 前編"どの段階でもちょっと似ている感じを加える"

「永遠の桃花~三生三世~」スタッフ×チャン・チェン主演で贈る"今年一番泣ける"ラブ史劇「運命の桃花~宸汐縁~」。本作で、桃林で育てられた医仙の娘、霊汐(れいせき)を演じたニー・ニーに、本作について話を訊いた。

前編 "どの段階でもちょっと似ている感じを加える":2020.8.31公開
後編 "チャン・チェンとはアドリブ演技がいっぱいあった":2020.9.1公開



   


― 本作への出演の決め手はなんでしょうか?

最初はキャラクターに惹かれました。このキャラクターは三つの段階を経験するので、俳優にとってはかなりのチャレンジになります。そして全体のキャスト陣と制作チームも魅力的です。

以前チャン・チェンさんと映画で共演したことがあり共演シーンは多くありませんでしたが、彼がとても優秀な俳優であることはよくわかりました。だから本作を通して彼から勉強しなきゃと思いました。

また、制作チームもとても頼りになると感じました。責任を持っていいドラマに出来ると思ったので、出演を決めました。



― 本作に出演されるにあたり、事前に準備されたことはありますか?

第二段階の林黙は発話障害があるので、手話で演技をしなければいけませんでした。なので、手話を流暢に慣れているように見せるために事前に手話を勉強しましたね。

撮影が始まる前に手話の先生に手話のシーンをすべて録画してもらい、それを見ながら練習しました。実は手話は声に出すセリフよりもずっと難しいんです。口で台詞を話すより手話での演技の方が、体や表情の表現がもっとはっきり見えます。その時に私が集中できていなかったり、演じながら手話のやり方を考えてしまっていたりすると、それは視聴者にはバレバレなんです。

そのため私は事前の準備で、林黙を演じるときは手の動きを忘れるほどになろうと思いました。彼女は子供の頃から手話でコミュニケーションを取っていますからね。手話に慣れている感じを出せるよう頑張りました。



― 本作で、霊汐は3つの段階を経て成長していきます。この変化を演じ分ける上で、意識されたポイントはありますか?

おっしゃる通り、このキャラクターは三つの段階を経験しています。第一段階の霊汐は、素直でストレートな性格です。第二段階の林黙は手話でコミュニケーション取っているので、変化をうまく表現するため、林黙は優しくて静かな感じで表現しました。それだけでなく、彼女は勇敢で独立していて生活に希望を持っている女の子だとも思います。そして第三段階で、成長した霊汐には責任が増えています。

そうは言っても、三つの段階を全く変えるわけにもいきません。それはあまりリアルではないからです。だから三つの段階の役づくりに関して私が特に意識したのは、どの段階を演じるときにもちょっと似ている感じを加えることです。

例えば第三段階の霊汐の九宸に対する態度には第一段階の雰囲気も入っています。彼女が上神になっても、好きな男性に対して純粋な部分は変わらないと思うからです。


― 明るく可愛らしい霊汐、優しく勇敢な林黙、純粋でありながら成熟した霊汐。霊汐に訪れる3つの段階の中で、ニー・ニーさんご自身にもっとも近いのはどの段階でしたか?

三段階とも私自身に似ている部分があると思います。ハハハハ。


― 霊汐を演じられて難しく感じたところはありましたか?

実を言うと、私は演技で一番大変なことは演じることと役に対する誠実さだと考えています。相手の言葉を聞き、自分の演じる役がその言葉へに対して本当にそのように反応することができるか、それが大事です。

集中力をずっと途切れさせないことも一番難しくて、一番大変だと思います。特に「運命の桃花~」のように撮影量がヘビーで、撮影前に準備しなければいけないことも多いと...。一日の撮影量が多くて十分の休憩を取れない時でも、ハイテンションを保たなければいけず、ハイテンションで一つ一つのシーンと向き合わなければいけないことがかなり難しくて大変でした。



― 映画『雪暴 白頭山の死闘』で共演された際にチャン・チェンさんのプロ意識が強く印象に残ったと以前お話されていましたが、具体的にどういうところから感じられたのでしょうか?

彼はとてもプロ意識の高い俳優です。この点について私は非常に感心しています。彼がこの役のためにどんなことを考えていたのかは分かりませんが、毎回共演するたびに言葉にならない魅力を感じていました。

例えば彼のクローズアップでは、視聴者はとても充実したレベルの高い演技を見ることができます。また、彼は顔の五官で役の重層的な表現することが得意です。これはとてもいいことだと思います。そしてこれは、彼が裏で役づくりの為に行っている努力に繋がっていると思います。

後編「チャン・チェンとはアドリブ演技がいっぱいあった」へつづきます


「運命の桃花~宸汐縁~」放送情報/DVD情報

放送情報
CS放送の女性チャンネル♪LaLa TVにて、好評放送中!
https://www.lala.tv/unmei_touka/


DVD情報

DVD-BOX1~3:好評発売中!
レンタルVol.1~30:好評レンタル中!

全60話/原題:宸汐縁
セル全3BOX・価格 各18,000円+税/レンタル全30巻 
2018年/中国/音声:オリジナル中国語/字幕:日本語/発売・販売元:エスピーオー

© 2018 GCOO Entertainment Co., Ltd 

公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/dc/c/lovedestiny/

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