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【インタビュー】「HIStory3 圏套~ラブトラップ」クリス・ウー "とっくに自分の気持ちに気づいていた"

人気の台湾発BLドラマシリーズ<HIStory>最新作「HIStory3 圏套~ラブトラップ」。本作でヤクザのトップでクールなイケメン、タン・イーを演じたクリス・ウーに本作について話を訊いた。

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―「圏套」に出演するようになった経緯を教えてください。

はじめはオーディションを受けてみないかと誘われたからです。ですがオーディションが終わってから、もう呼ばれることはないだろうと思いました。

それからまたチャンスをいただいて二度目のオーディションを受けることになり、本当にありがたかったです。しかも選ばれたので、とても嬉しかったです。


― ヤクザのトップの役でしたが、役に関する感想をお聞かせください。タン・イーというキャラクターを演じるにあたり、工夫されたポイントがあれば教えてください。また、役と自分自身が似ている点はありましたか?

この役をとても気に入っています。自分でもこれはたいへん大きな挑戦だと分かっています。

この役でいちばん力を入れたところは、心理的な面ですね。というのもかれの心は多くの傷を抱えているので、自分自身を守らないといけません。このあたりを表現できたのではないかと思います。皆さんがどうご覧になってくださるかは、皆さんにお任せします。




― 本作の出演が決まり、初めて他のキャストと顔合わせたときの印象を【ジェイクさん、アンディさん、ケニーさん】それぞれ教えてください。また、各人を漢字一文字で表現してみてください。

印象:
ジェイク・スー(徐鈞浩):金髪、卒業したばかりの人のような(フレッシュな)感じ。
アンディ・ビエン(卞慶華):やさしい人。あまり怒ったりしない感じ。
ケニー・チェン(陳廷軒):ちょっと怖がりかもしれません。何かから自分を守ろうとしている感じ。

漢字:
1(ジェイク)-金
2(アンディ)-柔
3(ケニー)-慌


― 撮影期間はどれぐらいでしたか?また撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
撮影時に印象に残っているエピソードを教えてください。


撮影期間は二か月半でした。現場の雰囲気はだいぶ緊張していましたし、乗り越えないといけない難題も山積みでした。

山小屋での撮影の際、外はたいへん寒くて雨が降っていました。それで小屋の中で木を燃やしたのですが、煙でむせてしまい、台詞を言うたびにせきこみそうになりました。

でもこのシーンを良いものにしたいと思っていました。放送したものを見ましたが、やはり良いものになっていました。煙を吸ってしまいましたが、その甲斐はあったと思います。


― タン・イーは最初、シャオフェイを敵対視していたと思いますが、途中からシャオフェイに違う感情が芽生えていました。
クリスさんが見るには、タン・イーはどの段階から好きな気持ちに切り替わり始めたと思いますか?クリスさん自身はどんなタイプを好きになりますか?


タン・イーはとっくに自分の気持ちに気づいていました。ですが、シャオフェイが最初に撃たれたのを見た時、やっとかれの真剣な気持ちを心から受け止められたのだと思います。




― 劇中、好きなセリフを教えてください。その理由も教えてください。

「為了活下去,會逼自己學會很多事情。」(生きていくためには、自分を追い込んでいろいろなことを吸収していかないといけない)この台詞を選んだ理由は、現実の自分にとても似ているからです。


― 胸キュンするシーンがたくさんありますが、クリスさんの一番のオススメシーンは?

バーにいて、わざと相手を怒らせるシーンがおすすめです。


― 最終話でタン・イーとシャオフェイは離れ離れになってしまいます。数年後、待っていてくれたシャオフェイと再会した際、タン・イーは彼に何と声をかけると思いますか?
またその言葉をかけると思った理由も教えてください。


とっても良いシーンですので、視聴者の皆さんのご想像にお任せしたいと思います。


― ぜひクリスさんご自身についてもお伺いしたいのですが、クリスさんの芸能界入りきっかけを教えてください。

デビュー前はスタント専門の役者でした。ぐるぐる回ったり、逆立ちしたり。よくいろんなところに行ってパフォーマンスをしていましたよ。

あるとき稽古の最中、当時所属していた事務所の社長の目にとまり、それからレッスンを受けてCDを出したのです。これが正式なデビューですね。それまでは広告のモデルやスタント、エキストラなんかもしていました。




―歌手でデビューし、その後俳優に挑戦しようと思ったきっかけはなんですか?

芝居は以前からずっと大好きでしたので、レッスンをたくさん受けましたし、何度もオーディションを受けました。ずっと芝居をやりたいと思っていました。


― クリスさんが、お仕事で幸せを感じる瞬間、普段の生活で幸せを感じる瞬間は、それぞれどんな時か教えてください。

みんなが全力投球で準備して、わたしも全力投球で演技をしたあと、みんなも同時に感動を味わう瞬間がいちばん幸せな瞬間です。

それから家族や友人、自分の生活が充実して過ごせて、心配事もなく食事ができるのを見ているときも、とても幸せな気持ちになっていると思います。


― 演技をするうえで、いちばん重要に考えていることは何ですか?

演技をするうえでいちばん大切なのは、心をオープンにしておくことです。できるだけいろいろな方向からそのシーンを考えるようにして、その中でいちばん理想的な演技をするように心がけています。

心をオープンにしておくのとともに、今を生きて、物事を感じるようにしています。


― 今回の日本でのイベントがキャンセルとなり、日本のファンがとても残念がっていますが、
クリスさんからファンに向けて伝えたいメッセージありますか?


皆さんとお会いできるのをずっと楽しみにしていましたので、今回の来日がキャンセルとなってしまい、大変残念に思います。近い将来に皆さんとお会いできる機会があることを願っています。





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