「サンドイッチガールの逆襲」エスター・イェ:目の前の仕事に専念してちゃんとすると自然に分かってもらえる
【Cheers雜誌第211期 「葉星辰:專注做好眼前的工作,自然就會被看見」2018年4月3日】
私は大学四年の時にCMデビューをした。
その時はただお小遣いを稼ぐ機会として思って、卒業の時に迷っていた時期があった。
「何をすればいい?CM撮影は続くの?」
そして一ヶ月以上何にもしていなくてただオーディションの結果を待っていたこともあった。
女優の仕事を始めて「本気で好きだ」と思ったのは2013年、映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』を撮影した時だった。
その撮影のために半年の演技トレーニングがあった。その時、私は自分が演じることが好きで、女優は私がやり続けたい職業だと気付いた。
俳優という職業は色んな大変なことがある。
例えば撮影中ではよく朝五時に現場に行き、朝食を食べながらメイクしてもらい、集中して撮影とリハーサルを行う。セリフが長いときにはすごくプレッシャーを感じる。
今でもよく間に挟まれて、心の中で二つの魂が引っ張りあって、どっちがいいか分からない時が結構ある。
例えば両親の誕生日に二時間だけでもいいから来て欲しいと言われたのに、仕事でどうしてもいけないとか。あと、仕事で監督や先輩俳優から私が演じるキャラクターに対してそれぞれ違うアドバイスや意見をもらったときとか。
皆さんの違う意見やアドバイスをミックスしてもいけない時もあるから、キャラクターのために皆さんからの意見と私の考えのバランスをよく受け取らなきゃいけない。
俳優という仕事の楽しいところは、視聴者からの評価とフィードバック。
昔「恋愛沙塵暴」でわがままな女性・任嬌嬌を演じたときのこと。
このキャラクターをムカついて認めてくれない視聴者も結構いたと思うが、多くの視聴者が「実は自分の心の中に任嬌嬌みたいにわがままな部分もあるが、他人の前ではこの面を出せない。あなたが演じたキャラクターにすごく共感できる」と言ってくれ、すごく嬉しかった。
最近すごく好きな言葉がある。アメリカのテニス選手セリーナ・ウィリアムズが言った言葉。
「あなたがどんな女性であるかを決める権利は、他の誰にもない。」
これは難しいと思う。外からのプレッシャーで悩むことがよくあるが、自分の道を歩かないといけない。
これからもずっと女優として生きて行きたいが、具体的な長期目標はまだない。
昔は次の仕事はどこにあるのかを心配したりしたが、最近どんどん考えが変ってきた。成長というものは自分が本当に欲しいものは何かを分かって、そしてはっきり決断をすることだと思えるようになった。
なので今は目の前のことに専念し、頑張って今のキャラクターをちゃんと演じることができたら、自然に他人に分かってもらえる。
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