連載
【シネマートで今やってます。vol.21】イム・シワン主演最新作!『ワンライン/5人の詐欺師たち』
新年あけましておめでとうございます!エスピーオー宣伝スタッフYです。
今年もシネマートで今やっている素敵な映画をたくさんご紹介していけたらと思います。
早速ではありますが、新年1作品目のレビューをお届けいたします。新年最初の週末1月6日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開がはじまりました『ワンライン/5人の詐欺師たち』です。
演技ドルとはもう呼ばれない程その演技力の高さが評価されているZE:Aのイム・シワン最新主演映画作品ですが、
新しい一年のはじまりにふさわしい、痛快で素敵な作品でした。観終わったあとの爽快感と明るい気持ちがまだ強く残っています。
まずは何と言っても主人公の頭脳明晰な詐欺師役を演じたイム・シワンです。
貧しくて善良そうな平凡な大学生ミンジェがチン・グ演じる伝説の詐欺師チャン課長に出会うところから映画ははじまります。
その善良そうな容姿と人の心を掴む才能、そして明晰な頭脳を駆使してどんどんと詐欺師業で成功を収めていくミンジェ。
ミンジェの器用な詐欺師っぷりや、時折見せるその影にある闇。そして何事もすべて計算なのかと思ったら、
実はその影にとっても善良な優しい部分を持っていたり、そのバランスが本当に絶妙でした。
ドラマ「ミセン-未生-」で魅せたその高い演技力は、その真っ直ぐで少し不器用なチャン・グレという役柄のイメージが、
しばらく強く強く残っていたほど。そこで魅せてくれていた演技力は本物だったのだと改めて感じさせてくれました。
現在兵役中の彼ですが、兵役後多くの俳優たちが変化を見せてくれたように、その演技が今後どう変化していくのか、ますます楽しみになりました。
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そして、この映画には主人公のイム・シワンだけでなく、本当にたくさんの個性的な人物たち<詐欺師たち>が登場します。
タイトルにもなっている5人を中心に出てくる人物みんな個性的なキャラクターばかり。
主人公ミンジェに続き存在感を放っていたのは、最近本当にワイルドになり人気も注目度も高い俳優チン・グ。
個人的にはイ・ビョンホンの子役を演じていたのがまだ鮮明に記憶に残っている彼ですが、
おそらく多くの方と同様にドラマ「太陽の末裔 Love Under The Sun」でその硬派な逞しさにやられ、
出演作品はチェックしなくてはと気になっている俳優の一人。
本作で演じた伝説の詐欺師という役柄も貫禄があってその懐の深い感じやワイルドさがとっても良い感じでした。
チャン課長とミンジェ、そして次に出てくるパク室長とチャン課長、2パターンのバディ感も個人的には楽しめたポイントでした。
続いて、別な意味で気になっている映画やドラマ両方で活躍している俳優パク・ビョンウン。
別な意味というのは、ドラマ「キャリアを引く女~キャリーバッグいっぱいの恋~」で見せた背筋がゾッとなるほどの悪役の印象がとっても強いのに、けっこうクールな役、良い人の役と作品によって見せる表情がとっても違うから、ついつい今回はどんな役??と気になってしまう俳優なんです。今回も登場した最初のシーンから気になって仕方なかった~。
一番最近に観たのが頭脳明晰でクールな役柄だったので、期待を裏切らない素敵な悪役っぷりを見せてくれて嬉しかったです。
さらに、パク・ビョンウンに負けず劣らず映画やドラマに引っ張りだこのイ・ドンフィ。
ドラマ「応答せよ1988」でその人気が急上昇した個性派俳優の一人ですが、
どこか憎めない友人役や同僚役などが多くて、ずる賢い悪役だったとしてもなんだか可愛いと思ってしまいます。
個人的にはドラマ「朝鮮ガンマン」で見せたちょっと小心者の友人役もお気に入り。
今回もいい感じのずる賢さと、小心者加減を絶妙に出してくれていて見ていて楽しかったです。
そして、ここ数年ドラマや映画に本当に良く見る個性派俳優キム・ソニョン。
今回はオバさんだからこその手腕で主人公と手を組むことになるデキる詐欺師役を演じていますが、
去年ドラマ「ウォンテッド~彼らの願い~」で演じたように主人公を助ける脇役としていつも良い人の役が多く、
なぜか彼女が出てくるとほっとするような安心感さえ感じてしまいます。
本作でも詐欺師だけど、悪い人ではなく、良い人。彼女がいれば大丈夫、そんな包容力を感じさせてくれました。
さらにさらに、タイトルにある5人以外にも、繊細な演技を魅せたJYJユチョンの弟パク・ユファンとクールでスタイル抜群のワン・ジウォン、そしてたったワンシーンでしたが、私の最近のツボな俳優キム・ギドゥも!あげれば切りがないほどなんと豪華な出演陣!
そんな豪華な登場人物たち、最初は一緒の詐欺師集団として動いていましたが、
ミンジェの成功によってバランスが崩れていき、物語が大きく動くことになります――。
詐欺は悪いことなんだけど、うまくいくとすごく痛快で爽快な気分になったりして、最後には温かい気持ちにもなれたり――
最初にも書きましたが、観終わったあと、どこかスッキリとした爽快感と前向きになるような明るい気持ちを感じさせてくれた、
そんな作品でした。
みなさんも新年の最初の一本として、爽快感と明るい気持ちを劇場で味わってみるのはいかがでしょうか――。
映画『ワンライン/5人の詐欺師たち』はシネマート新宿、シネマート心斎橋で本日1月6日(土)より公開です。
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▽『ワンライン/5人の詐欺師たち』予告編
<CAST>
イム・シワン、チン・グ、イ・ドンフィ、パク・ビョンウン、キム・ソニョン
<STAFF>
監督:ヤン・ギョンモ
2017年/韓国/カラー/131分 配給:クロックワークス
c 2017 NEXT ENTERTAINMENT WORLD, MIIN PICTURES & KWAK PICTURES. All Rights Reserved.
公式サイト:http://klockworx-asia.com/oneline/
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エスピーオー宣伝スタッフY
韓国映画・韓国ドラマを好きになってから16年以上
時代劇からラブコメディまでジャンル問わず全般的に観ている
2017年一番ハマった作品は、映画が『哭声/コクソン』、次点で『男と女』
ドラマが「シグナル」、次点で「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」
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