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【コラム】時代劇ファン要注目!「ハンシュク~皇帝の女傅」3つのプチ知識

「ハンシュク~皇帝の女傅」の舞台は後漢、安帝の時代。

中国時代劇ファンだと本作を観ている際に「あっ」となる箇所がちらほら。
抜粋していくつかお届けします。

●「班淑」の父親

本作の主人公・班淑(ハンシュク)は架空の人物。
(「ハンシュク~皇帝の女傅」より)

しかしながら、彼女の父・班超は実在の人物。
劇中でも語られていますが、西域都護として大活躍をした人物です。

ちなみに、
ことわざとして有名な「虎穴に入らずんば虎児を得ず」は
班超が西域において部下を鼓舞した言葉です。



●英雄「衛青」

「衛青」は前漢・武帝の時代に活躍した軍人。

武帝以降の歴史を扱う作品には、
その名前が出てくることも珍しくないので、
名前を聞いたことある人も多いでしょう。

(「ハンシュク~皇帝の女傅」より)


本作でも「衛青」が使っていたとされる弓が登場します。
班淑がその弓を握ることになりますが、その理由とは?
架空の話ではありますが「ハンシュク」要注目のエピソードの一つです。

ちなみに衛青は、平民から皇后に上り詰めた女性・衛子夫の異母弟。
武帝に愛された姉の力も大きいですが、衛青自身も大将軍までに上り詰めた努力家です。

(「賢后 衛子夫」より)


ドラマ「賢后 衛子夫」では衛子夫の最大の味方の一人として、
そして軍人としても大活躍をします。
彼に興味を持ったら是非観ていただきたい作品です。





●「鄧太后」と「宦官」

「ハンシュク」劇中で世を治めてるのは
前帝の皇后であった鄧太后です。

皇帝ではなく、なぜ彼女が世を治めているのか。それは皇帝が幼いからです!
ドラマでは皇帝の幼さが招くエピソードもあるので要注目。


鄧太后は実在の人物です。
物凄い勉強家で、その政治、特に節約・倹約につとめたことが
近年再評価をされているそうです。

劇中では厳しさ・優しさを併せ持った優れた人物として描かれています。
「ハンシュク」ではドラマオリジナルの展開として
ある軍人と彼女の禁断の愛のエピソードを通し
女性としての鄧太后の側面を魅力的に描いています。

(「ハンシュク~皇帝の女傅」より)


鄧太后は政治を行う上で宦官たちの力を必要としました。
なぜなら、鄧太后は普段後宮にいるからです。
一部を除いて男子禁制の後宮に出入りできる去勢された男性=宦官たちは、
後宮と外とのやりとりを行う上で重用されており、
鄧太后と外の武官や文官たちのやりとりも同様でした。

世の最高権力者と官僚たちとの連絡役として重用されたことが
宦官たちの勢力増長に拍車をかけてしまうことになります。

それは政治腐敗につながり、
圧迫された地方の農民たちによる「黄巾の乱」と呼ばれる一斉蜂起を招きます。

それは各地にいる群雄たちが台頭する口実をつくることにつながり、
いわゆる「三国志」で描かれていた時代につながります。

(「三国志~Three Kingdoms」より)


「三国志~Three Kingdoms」では
後漢の末期、漢がいかにして滅んでいくかも描かれている為
漢の行く末が気になる方は要チェックです!

以上、「ハンシュク~皇帝の女傅」を
より楽しめる3つのプチ知識のご紹介でした!

いかがでしたでしょうか。
一つの切り口からだけではなく、
ドラマを楽しんでいただけたらと思います。





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<今回ご紹介した作品の予告編映像>

「ハンシュク~皇帝の女傅」
c 2015 東陽星瑞影視文化傳媒有限公司 & 創藝製作發行有限公司





「賢后 衛子夫」
cHuace Media International Limited





「三国志~Three Kingdoms」
c中国伝媒大学電視制作中心、北京東方恒和影視文化有限公司



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