韓国に関するイベントのレポートをお届けします。
【第20回 釜山国際映画祭レポート】
プロフィール
牛尾一輝 (SPO KOREA 社員)
SPOの社員として韓国に駐在して4年目。留学時代を合わせると計8年の在韓経験者。ゼロから始めた韓国法人の立ち上げと、昨年生まれた娘の育児が生活の90%を占める。韓流のことはビジネスの守備範囲外だとまったく知らなかったりする。
・・・
行って来ました!
釜山国際映画祭!
今年は10月1日から10月10日まで行われています。
今年の釜山国際映画祭はなんと・・
20周年!
【1日目】
会場には、20周年を記念した展示があちこちにあり、過去レッドカーペットを踏んだ俳優、監督の写真がずらり。
ポン・ジュノ監督、イ・チャンドン監督など巨匠の写真が。
北野武監督や韓国で人気の岩井俊二監督も。
イ・ビョンホンにチョン・ジヒョン・・
おお、タランティーノとポン・ジュノがセルフィーを!
これは「ノムノムノム」チームですね。
釜山映画祭の期間は、毎日発行される専門の日刊紙があります。その20年分の表紙も展示されていました。
こうやって見ると、懐かしい過去の名作がたくさんありますね!
釜山映画祭のメイン会場は、センタムシティにある映画祭専用施設「映画の殿堂」です。
正面には開幕式で多くの俳優や監督が通り過ぎたレッドカーペットが。
ここから中に入ると・・・
到着した俳優が撮影するフォトゾーンが。
僕が到着した時は、開幕式が終わった翌日だったので一般に開放されていました。
そしてこの奥に・・・
開幕式のメインスクリーンがある「ハヌル劇場」という野外大型スクリーンがあります。
会場の外には、正式招待作品のポスターの横で海苔巻きを売るおばちゃんが。
このコントラストがまた釜山らしいです。
初日の現場レポートはこの辺で。
【2日目】
映画祭の期間、僕の仕事の主戦場は・・・
10月3日から6日まで行なわれる、「アジアン・フィルム・マーケット」に参加することです。
華やかな映画祭の裏では、現在公開している映画や公開予定の映画、または撮影予定の映画などが売買されるマーケットが行なわれています。いわゆる映画の見本市です。
これはバイヤー向けに配られるマーケットの冊子とオリジナルのカバン。冊子には期間中のスクリーニング情報や、イベントの情報、参加者のリストが載っているのでとても重要。今年のカバンは「TOPTEN」というアパレルブランドが協賛したものでした。
会場は「映画の殿堂」と同じくセンタムシティにある国際展示場のBEXCO第2展示場。
入り口には新作映画のポスターなどが。CJの今年の大ヒット映画「ベテラン」の海外用ポスター。
中では映画会社各社が韓国映画を全世界のバイヤーに紹介をしています。
もちろん、これから公開の大作もあります。これは年末公開予定のチェ・ミンシク主演の映画「大虎(デホ)」
ここでは韓国公開前に、いち早くバイヤー用にスクリーニングなどもしています。
他にも、撮影機器のメーカーや
特殊メイクの会社などがブースを出しています。これは10月22日公開、イ・グァンス主演の「突然変異」の特殊メイク装置。
これ口や目がリアルに動くんです。
韓国以外でも、色々な国がマーケットに参加しています。ここは台湾の映画会社が集まるパビリオン。
こうやって映画会社各社のブースを回って商談していくんです~
【3日目】
映画祭の楽しみと言えば・・・スクリーニングですよね。
映画祭のスクリーニングには、バイヤー向けのマーケットスクリーニングと、一般の人もチケットが買えるパブリックスクリーニングがあります。
未公開映画や、 映画祭でしか観られないインディペンデント映画などがあり映画ファンにはたまりません。
もちろんその中でいい映画があれば、マーケットですぐに商談されるのです。
これはパブリックスクリーニングのチケット。
今日は最終日とあり、映画3本のチケットをゲット!
韓国のインディペンデント映画2本と、1本は中国の巨匠の作品(これは完全に趣味です)
そして、特に釜山に来るバイヤーが楽しみにしているのが。食事!
海産物!
お酒!
夜な夜なお酒の席が続きます・・・・
夜中の4時頃まで監督や俳優と混じってお酒を飲む、なんて事があります。
そして次の日の朝からミーティングにスクリーニングしています。
皆さんタフです・・・
映画を観て、酒を飲んで本当に仕事しているか会社から疑われるので、今回ミーティングした会社の資料を証拠写真に残しておきます。
最後に、海雲台のビーチの写真を。最終日にやっと見れました。
一般の方も楽しめる映画祭なので、皆さんも是非、一度は行ってみてください!
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