最先端のデジタル機器を操る明晰な頭脳と状況判断力、動物的勘と高い身体能力を兼ね備えた業界レジェンド級の便利屋。人を殺めること以外は何でも請け負うが、依頼人は企業から国家機関まで富裕層がメインで、仕事も韓国政治経済の不正と秘密に関わるものが多い。依頼人の正体を聞かない代わり、自らの正体も明かさず、誰も顔を見たことがなければ、会うことも困難。幼い頃に母に捨てられ、育ててくれた師匠にも去られた心の傷を持ち、人間を信じていない。誰にも自分のことを気づかれない高い場所が好きで、嫌いなものは人間の“関心”と“理解”。だったはずが、1人の女性に出会い、心に変化が起きる。
パク・ボンス
ヨンシンに近づくため、ジョンフが偽装した人物。インターネット新聞社サムデーニュースの新入り記者として入社し、ヨンシンに付いて主にカメラ撮影と車の運転を担当。虫が苦手で、怖い目に遭うと1人で逃げ出す傾向がある。
1987年7月5日生まれ。182cm、AB型。08年、映画『スリーピングビューティー』でデビュー。09年の「ソル薬局の息子」で純朴な末っ子役でお茶の間の人気者に。「笑って、トンヘ」で主人公に抜擢され、以降主演俳優として着実に実力を重ねる。12年の「蒼のピアニスト」では初の悪役を熱演。続く「奇皇后」で大ブレイク。ミュージカル俳優としても活躍し、13年のザ・ミュージカル・アワードで新人男優賞を受賞。
【出演作】「奇皇后—ふたつの愛 涙の誓い—」(’13)、「蒼のピアニスト」(’12)、「ペク・ドンス」「僕らのイケメン青果店」(共に’11)、「笑って、トンヘ」(’10)、「ソル薬局の息子たち」(’09)、ミュージカル「あの日々」「ジャック・ザ・リッパー」「兄弟は勇敢だった?!」(すべて’13)
学歴はないが、根性と情熱は誰にも負けない熱血記者。人は疑うより信じるタイプで、明るく勇敢だが、お節介な面も。口が上手く、一度顔を見たら忘れない記憶力と鋭い勘を持つ。5歳の時に捨てられ、施設を5回変わった後、8歳で今の養父の元に。かつての養子先で虐待に遭い、トラウマから暴力行為を見ると発作を起こす。顔も見たことのないヒーラーに恋心を抱くが…
1986年3月4日生まれ。164cm、O型。CFクイーンとして注目される中、06年の「思いっきりハイキック!」でヒロインに抜擢され、女優デビュー。「トキメキ☆成均館スキャンダル」で男装ヒロインを好演し、人気を集める。時代劇から現代劇まで演じられる若手演技派として、多様なジャンルの作品に出演。最新作は、中国ドラマ「V Love」(中国版「ゴシップガール」)。
【出演作】「Dr.JIN」(’12)、「栄光のジェイン」「シティハンター in Seoul」(共に’11)、「トキメキ☆成均館スキャンダル」(’10)、「幻の王女チャミョンゴ」(’09)、「アイ・アム・セム〜I am Sam〜」(’07)、「思いっきりハイキック」(’06)
弱者の立場に立った報道、歯に衣着せぬ物言いで、進歩的な文化人として支持され、出演するたび話題にあがるABS放送局の花形記者。立ち振る舞いがスマートで機知に富んでいるが、自分のことは決して人に話さず、謎も多い。少年時代のある出来事に罪悪感を抱き続け、償うためにヒーラーにある依頼をする。兄嫁ミョンヒを大切に思う一方、大手新聞社のオーナーの兄ムンシクとは確執が。
1976年4月13日生まれ。188cm、AB型。モデルとして活躍後、映画『パイジュン さらば愛しき人』でデビュー。映画俳優として活躍する一方、演劇製作者や映画監督としての活動も展開。短編映画の世界で評価され、12年、初の長編監督作『Mai Ratima』が釜山映画祭で上映された。祖父が著名な政治家でもある。
【出演作】「スターの恋人」(’08)、「ラブストーリー 遺失物編」(’99)、『ザ・テノール 真実の物語』(’12/日韓)、『純情漫画』(’08)、『ファン・ジニ(黄真伊)』(’08)、『ノートに眠った願いごと』(’07)、『美しき野獣』(’05)、『親切なクムジャさん』(’05)、『オールド・ボーイ』(’03)、『春の日は過ぎゆく』(’01)、『リベラ・メ』『リメンバー・ミー』(共に’00)
ムンホの兄で、政界とも強い繋がりをもつ業界最大手、チェイル新聞のオーナー。大学時代、海賊放送を一緒にやっていた仲間のミョンヒに想いを寄せ、同じ仲間で彼女の夫だったギルハン亡き後、彼女を妻にし献身的な愛を注ぐ。廃車場を細々営んでいたが、過去の事件を機にある人物と取引し、脅威の出世を遂げる。
1959年4月5日生まれ。79年、演劇俳優としてデビュー。ミュージカルを含め、舞台で活動する一方、ドラマでも活躍。ソン・ジナ作家&キム・ジョンハクPD作品の常連の1人。
【出演作】「バラ色の恋人たち」(’14)、「シンイ-信義-」(’12)、「私の娘コンニム」(’11)、「太王四神記」(’07)、「土地」(’04)、「大望」(’02)、「砂時計」(’95)
ムンシクの妻で、ムンホの義姉。80年代初め、海賊放送の司会者だった。記者だった夫ギルハンを亡くし、幼い娘のジアンを連れて逃げる中、事故に遭い、半身不随に。ムンシクの妻となった今もジアンの死に苦しみ続けている。心優しい一方、勘の鋭い面も。
1966年2月14日生まれ。89年、化粧品モデルに抜擢され、KBS特別採用タレントとしてデビュー。清楚で「笑ってトンヘ」ではチ・チャンウク演じる主人公の知能障害のある母親役を演じ、高く評価された。
【出演作】「黄金の虹」(’13)、「会いたい」(’12)、「笑ってトンヘ」(’10)、「怪しい三兄弟」(’09)、「名家の娘ソヒ」(’04)、「女人天下」(’01)
ABS放送局報道局特報部部長。ムンホの同期で元恋人だが、賢明な処世術で出世道を歩む。奔放で革新的な報道スタイルをとるムンホと信念を異にしつつも、ヨンシンに対するムンホの言動に女心が揺れる。35歳。
1975年5月24日生まれ。小学6年でモデルデビュー。87年に子役として演技活動をスタートし、現在も女優として活動。
【出演作】「私はチャン・ボリ!」(’14)、「熱愛」(’13)、「美しき人生」(’10)
ヒーラーへの依頼人との窓口で、ジョンフのビジネスパートナー。ハッキングを得意とし、先端通信技術と全国のCCTVを駆使してヒーラーの仕事を補佐する。ジョンフとは互いに会ったことがないが、誰よりもジョンフの境遇や性格を理解している。元刑事らしいが…。
1963年10月14日生まれ。1985年、演劇の舞台で活動開始。ソン・ジナ作品の常連でもあり、一見冷たそうで、実は情深いキャラクターを得意とする。
【出演作】「大丈夫、愛だ」(’14)、「ビッグマン」(すべて’14)、「主君の太陽」「相続者たち」「天命」「7級公務員」(すべて’13)、「会いたい」「シンイ-信義-」(共に’12)、「What’s Up」「童顔美女」(共に’11)、「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シークレット・ガーデン」(共に’10)、「ザ・スリング・ショット〜男の物語」(’09)、「太王四神記」(’07)
虐待で心を閉ざしていた幼いヨンシンを引き取り、育ててきた養父。刑事訴訟専門弁護士で、副業でカフェを営む。面倒見がよく、過去に弁護した前科者が出所後も慕ってやってくるほど。人を疑うのではなく信じることをヨンシンに教え、深い愛情で見守っている。
1968年1月27日生まれ。1966年、映画『ボス』でデビュー。コミカルな役どころを得意とする個性派俳優として活躍。
【出演作】「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」(’12)、「神々の晩餐-シアワセのレシピ-」「1年に12人の男」(共に’12)、「メリは外泊中」「製パン王キム・タック」(共に’10)、「オールイン 運命の愛」(’03)、映画『7番房の奇跡』(’12)、『花嫁はギャングスター』『達磨よ、遊ぼう!』(共に’01)、『リベラ・メ』『反則王』(共に’00)
警察庁サイバー安全局の刑事。一匹狼タイプで警察内での力はないが、ヒーラーを5年以上追い続ける執念は半端なく、その捜査能力は侮れない。ミンジャの警察時代の後輩で、彼女の過去を知る1人。
1973年5月13日生まれ。1998年、舞台で演技活動を開始。多数の映画にも端役出演。近年はドラマにも進出。
【出演作】「プロデューサー」「ナイショの恋していいですか!?」(共に’14)、「スキャンダル」「優雅な女〜スキャンダルな家族」(共に’13)、「大風水」(’12)、「IRIS—アイリス」(’09)、映画『レッド・ファミリー』(’13)、『家門の栄光5 家門の帰還』『ダンシング・クイーン』(共に’12)
初代ヒーラーで、ジョンフの師匠。80年代、海賊放送の護衛役を担っていたが、政治犯として入獄。出所後、亡くなった仲間の息子であるジョンフの前に現れ、武術をはじめとした“仕事”を教え込み、一流の便利屋に育てた。ジョンフが一人前になると同時に姿を消す。
1962年8月28日生まれ。演劇の舞台で俳優デビュー。詩人、作家としても活動。
【出演作】「ナイショの恋していいですか!?」(’14)、「奇皇后—ふたつの愛 涙の誓い—」(’13)、「シンイ—信義—」(’12)、「神のクイズ シーズン2」(’11)、「強敵たち—幸せなスキャンダル!」(’08)、「太王四神記」(’07)、映画『ただ君だけ』(’11)、『イテウォン殺人事件』(’09)
サムデーニュース部長でヨンシンの上司。奔放なヨンシンに手を焼きつつも、権力に立ち向かうリスキーな報道を後押しするなど、胸の奥には記者としての情熱を持っている。上司に逆らい、新聞社を辞めた過去あり。
1970年1月20日生まれ。舞台出身俳優で、映画界でも活躍。
【出演作】「華政(ファジョン)」(’15)、「ナイン〜9回の時間旅行」「サメ〜愛の黙示録」「メディカル・トップチーム」(すべて’13)、「ドリームハイ」「ペク・ドンス」(共に’11)、映画『7番房の奇跡』(’12)、『光州5・18』(’07)
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