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最新台湾ドラマ|スー・チー×リー・シンジエ、Netflixオリジナルドラマに初主演! ダークサスペンス「回魂計」

ニュース提供元:齊石傳播、Netflix

 

動画配信サービスNetflixが、「Forget You Not(原題:忘了我記得)」に続くオリジナル華語ドラマ「回魂計(原題)」のリリースを発表した。『花蓮の夏』のレスト・チェン (陳正道) と「有生之年(原題)」のシュー・ジャオレン(許肇任)が共同で監督を務める。国際的に活躍するスー・チー(舒淇)とリー・シンジエ(李心潔)がダブル主演を務めるほか、「悪との距離」のアリッサ・チア(賈静雯)、「最後の雨が降るとき」のフー・モンボー(傅孟柏)ら超豪華キャストがダークなサスペンス復讐劇を繰り広げる。

「回魂計」は、詐欺誘拐事件を背景に、3人の母親が復讐の道へと足を踏み入れる姿を描く。スー・チーとリー・シンジエは共に初出演となるNetflix作品で、これまでのイメージを覆すような、詐欺事件被害者の母親役に挑む。まだ子どものいないスー・チーにとって、母親役を演じるのは大きな挑戦だったとした上で、自身が演じる汪慧君がモラルの限界に挑むキャラクターであることも明かした。また母親の心情のほか、善悪の判断、憎しみを持ち続けるか手放すかという心理的な葛藤も見どころの一つと語る。

リー・シンジエは「趙靜は、これまでに演じたことのない非常にダークなキャラクターです。世間から隔離されていた撮影中、自分が見知らぬ他人のように感じられることがありました。一人の母親として、たとえ劇中であっても残酷な体験をするのは大きな試練でした」と、撮影時の心境を明かした。詐欺誘拐事件を専門とする弁護士で、事件当事者の母親でもある黃宜臻を演じたアリッサ・チアは、「登場人物一人一人がドラマチックな緊張感に満ちています。クランクアップがもったいないくらい没頭しました。二転三転する予想外の展開を、早く皆さんにもご覧いただきたいです」と自信をのぞかせた。

詐欺グループのリーダー張士凱を演じたフー・モンボーは、これほど極端な悪役を演じたのは初めてで、アクションシーンは肉体的にも精神的にも非常に大変だったと話す。また「堪能し尽くしました。どんなに疲れていても、明日の撮影ではどんな新しいことに挑戦できるのか、共演相手とどんな化学反応を起こせるのか楽しみで仕方ありませんでした。被害者と加害者の間の緊張感は忘れられません。キャストの皆さんがものすごいパワーにあふれた本作に参加できて光栄です」と語った。

Netflixオリジナル華語ドラマ「回魂計」は、詐欺誘拐事件を背景に、母親たちが欺瞞と支配に満ちた危険な世界で、死刑になった詐欺の首謀者をどのように甦らせ、憎しみと贖罪の暗黒の試練に乗り出したのかを描く。Netflixで全世界配信予定。


翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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