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最新中国ドラマ|ホウ・ミンハオ×ジョウ・イエ「護心(原題)」のデータ分析と解説

引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《护心》侯明昊周也新生代主演赋予新鲜感|待播剧数据先鉴」


「護心(原題)」キービジュアル

中国での市場分析を展開する影視観察(datawin)は、放送待機中のお勧め作品として、「護心(原題)」のデータ分析と解説などを発表した。

「護心」は「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」「馭鮫記(ぎょこうき)」など、多くの作品が映像化されている人気作家・九鷺非香の小説を原作としたファンタジー時代劇。

20年前、“妖龍”として知られる天龍は愛する者に騙されて、体をバラバラにされ、魂を封印されてしまう。10年後、封印から抜け出す機会を得て、自分の骨の一部がある場所を察知した天龍は、一人の青年の姿に変わって、復讐のために自分の力と体を取り戻すことを決意する。そんな折、はねっかえりな気質がもとで、修業先を追い出された雁回と出会った天龍は、彼女が自分の復活を助ける特別な力を秘めていることをいち早く見抜く。思いがけず天龍に見いだされてしまった雁回は、いやいやながらも、“妖龍”と一緒に彼の体を探し出し、ついには大魔王との決戦を共に迎えることになっていくのだった……。

主演は「カンブリア紀」「夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~」のホウ・ミンハオ(侯明昊)と、「山河令」のジョウ・イエ(周也)。さらに主要キャラを、台湾のアイドルグループSpeXialの元メンバー、ライリー・ワン(王以綸)、「雲中歌~愛を奏でる~」のヤン・ロン(楊蓉)、「燕雲台-The Legend of Empress-」のジー・チェン(季晨)などが務める。

総合評価としては、作品テーマへの関心度が高く、仙侠作品定番の泣ける恋愛展開を踏襲しつつも、「修真」といった内容にも重点があり、新鮮感が強いと分析。また、ホウ・ミンハオ&ジョウ・イエという新世代俳優が主演という要素も吸引力をもっており、ホウ・ミンハオ演じる男性主人公の天龍が“妖龍”という反派的な要素をもっているのも、面白い趣向としてとられているようだ。一方で、「復讐」といった内容に関しては、大きく占めるポイントにはなっていないことが分かる。キャストへの関心度は、ヤン・ロンが高めの数値を獲得している。同時期に撮影されたチャン・ユーシー(張予曦)&トン・モンシー(佟夢実)主演のドラマ「千秋令(原題)」との比較表からは、「護心」の方が話題性などでも上回っていることが分かる。主な視聴者層の分析では女性の割合が高く、年齢層は20~29歳が最も多いという結果から、仙侠ドラマを好む傾向が強い視聴者からの興味関心が高くなる作品と分析されている。

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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