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【最新映画in台湾】旧正月興行収入No.1『我吃了那男孩一整年的早餐』出演者がイベント登壇!

ニュース提供元:華映娯楽

ベストセラー小説を映画化した青春ラブストーリー『我吃了那男孩一整年的早餐(原題)』の興行収入が3000万ニュー台湾ドルを突破し、旧正月映画のトップをマークした。

脚本・監督を務めるのは、「華燈初上 -夜を生きる女たち-」の脚本を手掛けたドゥー・ジョンジャー(杜政哲)。人気シンガー・ソングライターのエリック・チョウ(周興哲)、卓越した演技力で知られるムーン・リー(李沐)、期待の新世代俳優エディソン・ソン(宋柏緯)をはじめ、ジーン・ホー(何思静)、ロウ・ジュンシュオ(婁峻碩)、リン・ハーシュエン(林鶴軒)らが出演する。

新型コロナウイルス感染症の影響があるにもかかわらず、興行成績と口コミは好調。主演のエリックとムーンは旧正月三日目から台湾全域の劇場を巡り、エディソン、ジーン、ハーシュエンらと合流、本格的にプロモーションイベントを実施した。映画の感動冷めやらず多くの観客が涙を流す中、出演者が登壇すると劇場内の歓声は鳴り止まず、エキサイトした観客は泣き笑いを見せた。エリックが主題歌をアカペラで披露し美声を響かせると、ムーンも挿入歌を歌うなど、若者の無敵パワーを見せつけた。

観客の一人は、撮影中エリックが何度か手作りしたというおにぎりに興味を持ち、何味がおいしかったかとムーンに質問。ムーンは、キュウリとツナのおにぎりがさっぱりしてすごくおいしかったと答えた。エリックは、興行収入が目標をクリアしたら、ファンの皆にも手作りおにぎりをご馳走すると宣言。さらにエディソンは黄金比率のミルクティーを贈るとした上で、もし興行収入が1億を超えたら、出演者たちで小さなライブを開催し、観客の皆さんに恩返しすると宣言し、会場を沸かせた。

また、ムーンとリー・ペイユー(李霈瑜)の共演シーンで、冷蔵庫を開けると一面緑色というシーンが印象深いと話す観客もいた。監督はそれに対し、本来は四季を表す緑、黄、赤、白の4色を使って一年分の朝ごはんを表現しようとしたが、尺の関係でカットせざるを得なかったと説明した。

次にある観客が、エリックが水に入ったシーンが忘れられないと話すと、エリックは自分が映画の中で何回泳いだかと観客に逆質問。正解は、水泳部の練習で2回、水に落ちたムーンを救うシーンで計3回だった。水泳が得意なエリックにとってそれらの撮影はお手のものだったが、「水中で目を開けなければいけないので、痛みをこらえて表情をつくった」と苦労した点を明かした。

一方、元々泳げなかったムーンは「背中から水に落ちるシーンが本当にこわいから」と、事前に水泳のレッスンを受けていたことを明かした。また、水中では髪の毛が上向きに広がり、水から出た途端、海苔のように顔に張り付いた当時の様子に触れ、「本当に幽霊みたいだったけど、エリックがずっと私を慰めてくれるというシーンだったので、温かい気持ちになった」と話した。撮影時間が長かったため、二人の体は冷え切ってしまい、水から上がると飛び跳ねて体温を上げたそうだ。よいシーンを作り上げるためには、苦労を伴うことがうかがえる。

華映娯楽、天際娯楽、星空飛騰國際娯楽などの共同制作による『我吃了那男孩一整年的早餐』は1月28日より台湾公開中。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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