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【インタビュー】「最強配達人」コ・ギョンピョ#2

今週いよいよBS12での放送が最終回を迎える「最強配達人~夢みるカップル~」。本作の主演を務め、今までも「恋のスケッチ~応答せよ1988~」「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~」など多くの作品で印象的な姿を見せてきたコ・ギョンピョに本作について話を聞いた。
※インタビューは2018年1月に実施。

第1回:2018.10.12 公開
第2回:2018.10.13 公開


【プロフィール】コ・ギョンピョ
1990年6月11日生まれ。2010年、ドラマ「ジャングルフィッシュ2」でデビュー。「神のクイズ シーズン3」(2012)、「となりの美男<イケメン>」(2013)、「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ」(2014)などを経て、「恋のスケッチ~応答せよ1988~」(2015)でブレイク。「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~」(2016)でSBS演技大賞ニュースター賞を受賞し、2018年はドラマ「クロス(原題)」、映画『七年の夜』に出演。現在は入隊中。

「最強配達人~夢みるカップル~」
日本公式サイト http://www.cinemart.co.jp/dc/k/deliveryman/
BS12作品ページ https://www.twellv.co.jp/event/deliveryman/


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― 劇中、ガンスの友達である配達人たちが大集合するシーンは、実際に配達の仕事に携わっている方々に出演してもらったそうですが、本物の配達人の方々との撮影はどうでしたか?

実際の配達人の皆さんにとってドラマの撮影現場は慣れなかったはずなのに、頑張って撮影に臨んでいただき感謝しています。

そのシーンはその日の最後の撮影でした。ハイタッチして帰るシーンでしたが、実際もハイタッチして帰りました(笑)。実は撮影が終わってから彼らが本物の配達人だったと知ったんです。演技がとてもうまくて驚きましたよ。彼らは積極的に撮影に参加して、撮影を楽しんでいました。



― 蒸し暑い真夏の撮影でしたが、撮影で一番大変だったシーンを一つ教えてください。

僕とキム・ギドゥさん(ペク・ゴンギ役)で屋上のアクションシーンを撮影したことですね。とても蒸し暑いのに、ワイヤーアクションなど激しいアクションシーンを撮影しました。そのため、夏バテでめまいまでして...大変でした。でも、お互いに励まし合って無事に撮影を終えることができました。その撮影以後、僕はギドゥさんにすごく頼るようになりました(笑)。



― では、逆に一番面白かった、楽しかったシーンや撮影中の面白いエピソードがあれば聞かせてください。

徹夜して撮影しているとぼーっとしているのに、理由もわからず可笑しくなってきますよね。撮影現場でも笑いが絶えませんでした(笑)。一人が笑ったら、皆にそれが移って、笑いが止まらなくなってしまい撮影が遅延することもあったくらいですよ。

本物の配達人300人と一緒に撮影するシーンも楽しかったですね。僕はすこしぎこちなさのあるシーンになるかなと思っていましたが、出来上がった映像は妙に魅力があるシーンでした。撮影自体も楽しかったです。




― チェ・スビンさんのほか、キム・ソンホさんとコ・ウォニさんと本作で初共演なさいましたね。共演されていかがでしたか?

キム・ソンホさんは大学路(テハンノ ※演劇が盛んな街)で演技がうまい役者で有名なんですよ。今までドラマにはあまり出演されていませんでしたが、最近はテレビでも見かける機会が増えたので嬉しいです。彼と撮影前にたくさん話し合いました。ドラマで大きな役を演じるのは初めてでプレッシャーもあったはずなのに、僕に気を使ってくれて本当に感謝しています。劇中ではライバルですが、現場ではとても仲良しでした。

コ・ウォニさんは、これまで演じたことのないキャラクターを演じるので少し心配していたんですが、見事に演じてくれました。カッコいい、そして、演技がうまい俳優だなと思いました。この作品の後にoksusu(動画アプリ)で配信するドラマの主演をコ・ウォニさんが務めて、僕は特別出演しました。監督は以前『となりの美男<イケメン> 』でご一緒した方だし、コ・ウォニさんも出演するので、楽しく撮影しました。ウォニさんとはまた別の作品で共演してみたいですね。




― チョ・ヒボンさん、イ・ミニョンさん、キム・ギドゥさんなど、多くの個性派俳優が出演されましたが、撮影エピソードを聞かせてください。

チョ・ヒボンさんはとてもウィットに富んでいて紳士的で、知的な方でした。ヒボンさんの冗談がとても面白かったですね。僕は人見知りなんですが、ヒボンさんは撮影現場の雰囲気を和ませてくれました。ハードな撮影スケジュールでも、後輩たちに気を使い、励ましてくれました。

イ・ミニョンさんは静かな方です。演じたスネとは正反対というか。ガンスにキスについて指導するシーンがあるんですが、そのとき目がとてもきれいだなと思いました。

キム・ギドゥさんは、先輩として後輩にすごく気を使ってくれます。彼とはよく連絡を取り合っていますが、ギドゥさんは情が厚くてとても優しい人です。コミカルな演技をしていますが、ご本人はとてもスマートで、演技に対するセンスがよく、頼りになる先輩俳優です。




― 本作ではOSTにも挑戦されましたが、OSTへの参加はどうでしたか?

撮影を始める前までOSTに関しては何も聞いていませんでした。撮影の真っ最中に出た話だったので、少し戸惑っていましたね...。技術の発展によって声のトーンを補正してもらったんです(笑)。メインのテーマソングなのでよく流れる曲なのですが、聞く度に恥ずかしくなります。自分の歌声がぎこちない...。また機会があれば、もっと練習しようと思っています。



― 今まで多数の作品で印象的な演技を見せてきましたが、ご自身からみてターニングポイントとなった作品、や一番印象深い作品は何ですか?

「恋のスケッチ~応答せよ1988~」でしょうか。この作品に出演して知名度が高まったんです。

ですが、常に今まで演じてきたキャラクターとは違う新しいキャラクターを模索しているので、全てターニングポイントになった作品だとも思います。出演後は心が落ち着きませんが、どの作品も共にした人々が記憶に残るし感謝するようになるキャラクターと作品だと思っています。



― 撮影後、なかなか演じたキャラクターから抜けられないタイプですか?

いえ、僕はキャラクターから抜け出すのは早い方なんですが。ただ、演じたキャラクターの口調や声のトーン、表情などが日常の中に溶け込んでいると、演技が楽になります。




― 現在撮影中の作品ではチェ・ガンスとは真逆のキャラクターを演じるそうですね。チェ・ガンスも以前演じたキャラクターとは違って独特な人物でしたが、作品を選ぶ際に意識されることはありますか?

演技の幅が広い俳優になるのが僕の目標です。作品ごとに演じたことのないキャラクターが演じてみたいんです。どうやって差別化して演じるかを重要視しますが、次回作も演じたことのないキャラクターなので、僕の演技に関心を寄せてくれる方々には面白い要素になると思うし、ドラマをご覧になる視聴者の方々には新しいキャラクターとして近づき、楽しく演じられる作品になればと思います。



― 次回作に入られているのでちょっと困った質問になるかもしれませんが、今後演じてみたいキャラクターやジャンルはありますか?

コミカルな演技や真剣な演技など、多様な演技をしてきたので...どんなジャンルの作品であれ、うまくやりたい気持ちが強いです。与えられた作品に最善を尽くして多くの人々を楽しませることができればと思っています。




― 最後に日本のファンの皆さんに一言をお願い致します。

これからも皆さんを楽しませ、慰められるように一生懸命努力する俳優になりますので、ぜひ見守ってください。皆さんの幸せを祈っております!

<おわり>


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「最強配達人~夢みるカップル~」放送&DVD情報




〇放送情報

BS12にて 毎週土曜~日曜放送中 17:00~
BS12「最強配達人~夢みるカップル~」ページ


〇DVD情報



DVD-BOX1&2:好評発売中!
レンタルDVD vol.1~vol.11:好評レンタル中!

セル)全2BOX 封入特典:ブックレット(BOX1・2それぞれに封入されます) 価格:各15,000円+税
レンタル)<スペシャルエディション版>全11巻

2017年|韓国|音声:オリジナル韓国語・字幕:日本語|提供:エスピーオー/BS12 トゥエルビ/GYAO|発売・販売元:エスピーオー |?JIDAM INC

公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/dc/k/deliveryman/



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