10月30日(水)までの上映
花蓮の夏 4K修復版(R15+)
INTRODUCTION
作品生誕15周年を記念して制作された修復版が、ファンの熱い要望に応え、3年を経て遂に日本公開!
2006年の公開以来、『花蓮の夏』は世界中のファンから大きな支持と愛情を受け、すでに北京映画界を代表するLGBTQ青春映画のひとつとしてその名を刻んでいる。この映画はもともとフィルムで撮影された。フィルムの映写機がデジタルに取って代わられ、オリジナルの映画を大スクリーンで見る機会は少なくなった。そのため、この映画に興味を持つ若い観客の多くは、この映画を見る機会が限られていた。今、デジタル修復という高度な技術によって、『花蓮の夏』はDCP上映されるようになり、あらゆる世代の観客がこの美しい感動的な物語に再び触れることができるようになった。
修復には300万台湾ドル以上の費用がかかり、映画会社のアーカイブから貴重なネガフィルムと音声素材を処理するのに6ヶ月以上かかった。映像は台北ポストプロダクションによってダストバスト処理(スキャンした画像に別のフレームまたは同じフレームの別の部分のピクセルをペイントすることで、スキャンした画像の汚れや傷を取り除くこと)、カラーグレーディングが行われ、4Kで再構築された。サウンドは、3H Sound Studioのトゥー・ドゥーシー(讓這次)が5.1と最新の三次元音響(イマーシブサウンド)技術であるAmbidio形式で再構築した。
STORY
台湾東部にある花蓮を舞台に、男二人と女一人が織りなす同性愛を絡めた三角関係を瑞々しく描いた青春ストーリー。監督は台湾の新鋭レスト・チェン。小学校からの幼なじみ、ジェンシン(正行=惑星(中国語だと「行星」)とショウヘン(守恒=恒星)。二人は先生の言いつけで、情緒不安定でクラスの厄介者だったショウヘンを優等生のジェンシンが面倒を見るようになってからの付き合い。高校生になっても親友同士の彼らの前に、転校生のホイジャ(慧嘉=彗星)が現われる。学校に上手く馴染めずにいた彼女は、優しく手をさしのべてくれたジェンシンに次第に心惹かれていくが、ある出来事で彼のショウヘンへの秘めたる想いを知ってしまう。一方、ショウヘンは徐々にホイジャへの恋心を募らせていくのだったが…。(オールシネマオンラインより)
監督
レスト・チェン
キャスト
レイ・チャン(ブライアン・チャン)、ジョセフ・チャン、ケイト・ヤン
スタッフ
原作:ワン・ジーヤオ
脚本:シュー・チェンピン
撮影:チャーリー・ラム
音楽:ヤン・ションヅェン、チョウ・チーハオ
原題:盛夏光年/英題:ETERNAL SUMMER/2006年/台湾/シネマスコープ/95分/5.1ch/配給:AMGエンタテインメント/日本語字幕:島根磯美/R15+
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物販情報
※パンフレット販売はありません