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最新台湾バラエティ|金馬奨女優シルヴィア・チャン、映画は「ライフワーク」

ニュース提供元:TVBS

 

金馬奨最優秀主演女優として名を馳せるシルヴィア・チャン(張艾嘉)は、24日に出演した「TVBS看板人物(原題)」で、司会者ファン・ニエンホア(方念華)のインタビューに応え、映画や慈善活動への情熱について語った。

今年、東京国際映画祭でも上映された『娘の娘』で、金馬賞の主演女優賞をはじめ数々の賞にノミネートされたシルヴィア・チャン。ホウ・シャオシェン(侯孝賢)からの電話をきっかけに、主演とプロデューサーの二足の草鞋に挑んだ本作は、6年の準備期間とコロナ禍を乗り越え公開にこぎつけた。撮影期間中、スタッフと抜群のチームワークを発揮したシルヴィア・チャンは、「撮影はとても順調で、ほぼ毎日、早めに切り上げることができました」と満足げに笑顔を見せた。

映画界で輝かしい業績を築いてきたシルヴィア・チャンは、映画を「ライフワーク」と捉えており、引退を考えたことはないという。今なお、さまざまな役を演じられる機会に感謝し、絶え間なく変化する環境で好奇心を刺激されているそうだ。ファン・ニエンホアも「映画はみんなの共通言語です。映画を通じて、互いの背景や感情を深く理解できます」と共感を示した。シルヴィア・チャンはさらに、「物語」は人間が世界と自分を知るための重要な手段であり、その最も美しい表現方法の一つが映画だと付け加えた。特に映画館で鑑賞するときの独特な感覚が好きで、暗闇で他の観客と一緒にスクリーンに向き合うと、いつも不思議で特別な感じがするという。仕事には常に情熱と好奇心を持ち続け、金銭的な見返りを超えた意義や満足感を感じてほしいと、若い世代へ激励のメッセージも送った。

シルヴィア・チャンは、国際NGOワールド・ビジョン・台湾の終身ボランティアを務めるなど、長年にわたり慈善活動にも力を注いでいる。今回、共にインタビューに応えたワールド・ビジョン・台湾の理事長リー・シャオリン(李紹齡)は、コロナ禍が組織の発展に大きな課題をもたらしたと認めつつ、それでも支援し続ける重要性を強調。「物資や金銭の支援が、命の成長を支える希望の種になる」と固く信じ、その種が大切に育てられ、やがて愛と力を広める源になると語った。これを受けたシルヴィア・チャンも、支援している子どもたちから手紙を受け取るたびに心が温かく満たされると振り返る。それらの手紙は単なる感謝だけでなく、「ほんの少しの努力でも結果が見え、環境全体が変わる」という確信を彼女に与えてくれるからだとし、どんなに些細な行動でも世界をより温かく、美しく変えられると強く訴えた。

シルヴィア・チャンは、平和と愛のメッセージを届けるべく、音楽祭「聖誕愛無限」では歌声を披露する。「聖誕愛無限」は、12月24日台湾時間午後10時からTVBS歓楽テレビで放送予定。



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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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