Cinem@rt

アジアをもっと好きになる

9月13日(金)より1週間限定上映‼

エフィ・ブリースト

タイムスケジュール

SCREEN1 / 104席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

SCREEN1 / 104席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

SCREEN2 / 103席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

月曜ペアデー

SCREEN1 / 104席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

ハッピーチューズデー

SCREEN1 / 104席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

水曜サービスデー

SCREEN1 / 104席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

ハッピーサーズ゙デー

SCREEN1 / 104席(車いすスペース1)

  • 販売対象外

自由を愛する貴族の娘エフィ。

17才で結婚した彼女は、

因襲や束縛にもがきながらも自分らしく生きようとするが・・・・・・。

19世紀ドイツを代表するリアリズム小説の映画化、日本初公開。

37年の短い生涯で40本以上もの作品を手がけたライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。過激に挑発的に人間や世界のあり様を描き、現在もフランソワ・オゾンはじめ多くの映画作家に影響を与える希代の天才監督。そんなファスビンダーの傑作3本が劇場公開決定。19世紀ドイツの作家テオドール・フォンターネの小説の映像化で日本初公開となる『エフィ・ブリースト』、ファスビンダー美学の極致とも言える重要作『自由の暴力』(『自由の代償』より改題)、そして実在の女性歌手の半生に迫る大作『リリー・マルレーン 4Kデジタルリマスター版』。社会が生み出したシステムに抗いながらも押しつぶされていく個人の姿。恋人や家族間でさえ生じる抑圧や力関係。それでもなお、求めてやまない絶対的な愛やその先の死────。いずれも40年以上前につくられ、描かれる舞台や背景は異なるものの、浮き彫りとなるテーマは古びることはなく、ファスビンダーの映画は今も<現実>だ。その強烈かつ複雑な魅力に満ちた、珠玉の3作品をぜひ劇場で。

 

20歳も年上のインシュテッテン男爵に見初められて結婚した、自由奔放な貴族の娘エフィ。堅物で出世欲の強いインシュテッテンはエフィを躾けようとする上、彼女を残し留守にしてばかり。田舎町の生活に馴染むことができないエフィは、常識にとらわれない夫の友人クランパス少佐と浮気をしてしまう。数年後、妻と友人の裏切りを知ったインシュテッテンは、クランパスに決闘を申し込むのだが……。19世紀後半の家父長制度のなかで、社会や美徳について問い、悩み、そして自らの道にも違和感を抱き続けながら生きたひとりの女性の姿を、デジタルリマスターされた繊細で美しいモノクロ映像で描く。ファスビンダーにとっては後年の『ベルリン・アレクサンダー広場』(80)にならぶ重要な文学映画。ヒロインを演じるのは長年にわたるファスビンダーのミューズ、ハンナ・シグラ。

今回のファスビンダー特集はまぎれもなく「暴力」がキーワードだ。

どの映画も愛する者たちの関係を非情に握りつぶす。

その悲劇を容認してしまう社会の態度をファスビンダーは鋭く批判しつつ、微かに希望の光も同時に感じさせる。

渋谷哲也(日本大学文理学部教授/ドイツ映画研究)

予告編

監督

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

キャスト

ハンナ・シグラ、ウォルフガング・シェンク、ウリ・ロンメル、カールハインツ・ベーム

スタッフ

原作:テオドール・フォンターネ 脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 撮影:ユルゲン・ユルゲス、ディートリッヒ・ローマン
©︎Rainer Werner Fassbinder Foundation
1974年 / 西ドイツ / 140分 / モノクロ / Fontane Effi Briest
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム 宣伝:VALERIA、マーメイドフィルム
©︎Rainer Werner Fassbinder Foundation

前売券情報

全国共通特別鑑賞券3回券¥3,600(税込)発売中(一般料金:2,000円の処)!

前売券・特典

なし

TOP