『バースデイ・パーティ/天国の暴動』 この映画はTHE BIRTHDAY PARTYについて初めて正式に公認された作品である。 ヴィム・ヴェンダース製作総指揮 音楽を極限へと追い込み、不滅を手に入れ自滅へと突き進む 日本版予告編解禁!
天国で暴動が起きている。
ニック・ケイヴ人生初のバンド、オーストラリアのポスト・パンク・バンド、
THE BOYS NEXT DOOR改め≪THE BIRTHDAY PARTY≫。
『バースデイ・パーティ/天国の暴動』
この映画はTHE BIRTHDAY PARTYについて初めて正式に公認された作品である。
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮
音楽を極限へと追い込み、不滅を手に入れ自滅へと突き進む
日本版予告編解禁!
プロフェッショナルな音楽=製品は、すべて敵だ。
バンドの目的はエンターテインメントではない。 音楽は、不快で邪悪なものだ。
この度解禁となった予告編は「バースデイ・パーティは純粋な冒険心にあふれていて、徹底的にユニークなバンドだった。
とんでもなくいかれている」というナレーションから始まり、そのバックではバースデイ・パーティの『RELEASE THE BATS』が鳴り響く。
歌詞は「コウモリを放て、コウモリを放て、痛いに決まってる、100匹もスカートの中にいる、痛いに決まってる~」。
予告編の導入からインパクト巨大である。迫力と緊張のライブシーン、メンバーのインタビュー、アニメーションシーンなどの映像・音声。
「不滅だという感覚があったよ」「不可能なことはなく、ルールに従う必要もない」バンドの躍進が描かれつつも、
音楽を追求し、暴力的で攻撃的なライブは続き、バンドが世界に順応できず、そして自滅へと突き進む様を追う。
バースデイ・パーティが人々に与える芸術的苦痛は驚愕だ。つまり、ライヴを通じて感情を駆り立てる意志の衝動。
彼らのパフォーマンスは、まさにフラストレーションの儀式的な劇場であり、疲労と絶望しか残らない生々しい音の寄せ集め。
人間のエネルギーの核心にある恐ろしい空虚さが、ここで到達点を迎えている。
-NME、1982
1970年代前半に学校で知り合ったニック・ケイヴ、ミック・ハーヴェイ、フィル・カルヴァートによってオーストラリア、
メルボルンにて結成されたバンド、ボーイズ・ネクスト・ドアを母体に、活動途中に突如バンド名を改名したポスト・パンク・バンド、
バースデイ・パーティ(The Birthday Party)。
商業性を無視、己の魂の純粋表現のみを目的に破滅的なライヴを繰り広げたバースデイ・パーティは地下世界にとどまらない影響を拡散するも、
バンドは拠点をオーストラリアからイギリス、ロンドン、そしてドイツのベルリンへと移し、1983年、自滅した。
そのヴォーカルであるニック・ケイヴは現在のバンド、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズとして
本年のグラミー賞では最新アルバムから2部門でノミネートされるなど、40年以上のキャリアを誇りつつ
いまだ人気の衰えをしらないアーティストとなっている。
崖っぷちを歩いてる感じだった。彼らを見ると恐怖を感じたよ。 —サーストン・ムーア(ソニック・ユース)
エンターテインメントではなくーー苦難から自分たちを解放してるようで圧倒されたんだ。
—クリス・ハスケット(ロリンズ・バンド)
本作『バースデイ・パーティ/天国の暴動』は、メンバーのミック・ハーヴェイが音楽監修を務め、
『ベルリン・天使の詩』(87)にニック・ケイヴがニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズとして、
そしてミック・ハーヴェイとローランド・S・ハワードがクライム&ザ・シティ・ソリューションのメンバーとして出演するなど
バースデイ・パーティの面々の長年の友人である映画監督、ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮を務めている。
監督は国連からドキュメンタリー作品の制作を依頼される社会派映像作家として知られ、以前はオーストラリアにて
バットホール・サーファーズほか多くのミュージシャンのポスターやアートワークを手掛けてきたイアン・ホワイト。
ホワイトはバースデイ・パーティ最初期のメルボルンでのライヴを実際に目撃している強者。
このドキュメンタリーは当初2000年代にギターのローランド・S・ハワードがスタートさせたプロジェクトだったが
2009年にハワードが癌で他界、残されたメンバーとハワードの遺族からの依頼でプロジェクトを引き継いだホワイトが完成させた。
それまで幾度もドキュメンタリー映画制作を打診され、そのすべてを断っていたバースデイ・パーティはハワードのプロジェクトを
最も信頼できるホワイトに託した。本作ではボーイズ・ネクスト・ドア/バースデイ・パーティの6年間の軌跡を
インタビューやライヴ映像は勿論、無政府主義的な精神性、音楽の限界のみを追求した破滅的ライフスタイルをメンバー自身の言葉で綴る。
バンドの結成、メンバーの未公開プライベート映像、アニメーション・シーケンス、未公開ライヴ映像、
そしてロック史上最も伝説的なライブ・アクトのひとつをフィーチャー。
この映画は、バースデイ・パーティについて初めて正式に作られた、バンド公認の映画作品となった。
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『バースデイ・パーティ/天国の暴動』
監督:イアン・ホワイト|製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース
出演:ニック・ケイヴ、ローランド・S・ハワード、ミック・ハーヴェイ、トレイシー・ピュー、フィル・カルヴァート
2023年|オーストラリア|98分
原題:Mutiny in Heaven: The Birthday Party
© Beyond TNC Ltd and BMG Rights Management (UK) Ltd, 2023. All Rights Reserved.
キングレコード提供 フリークスムービー配給
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