12月27日(金)より 3作品 日替わり上映‼
菊豆〈チュイトウ〉【チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界】
ストーリー
1920年代の中国。染物屋の楊金山(リー・ウェイ)に金で買われて嫁いできた菊豆(コン・リー)は、子供が作れない金山の鬱憤に虐待されて死んだ前妻二人同様に、毎日のように彼から折檻を受けていた。楊の甥であり同居している楊天青(リー・パオティン)はその姿に同情していたが、彼女に思いを寄せ、それを知った菊豆はやがて彼と不倫関係に落ちる。天青の子を身ごもった菊豆は、生まれた息子に天白と名付け、金山の子として育てていく。ある時、金山は脳卒中で倒れ、身体が不自由になった彼に、菊豆は復讐するかのように、天白が金山の子でないことを打ち明けた…
第43回カンヌ国際映画祭ルイス・ブニュエル賞
中国映画の中で世界にその名を知らしめる監督として活躍する巨匠チャン・イーモウ。監督デビュー作である『紅いコーリャン』が第38回ベルリン国際映画祭グランプリを受賞して以来、数々の賞を受賞し、一躍、中国現代映画の旗手として世界的にその名を轟かせた。そんな彼が名女優コン・リーとコンビを組んだ初期3作品である『紅いコーリャン』『菊豆〈チュイトウ〉』『紅夢』がチャン・イーモウ監督監修によってHDレストア化され、『張芸諜 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界』と称して、2024年12月27日(金)より 公開!
文化大革命後の1980年代に、北京電影学院を卒業した“第五世代”と呼ばれる映画人たちの一人として、“紅”を基調とした個性的な作品で世界を驚かせ、現代中国映画の礎を築いた一人として、中国映画を代表する巨匠となったチャン・イーモウ。作品だけでなく、今回上映する3作品の主演を演じるコン・リー、『初恋のきた道』(1999)で映画デビュー兼主演となったチャン・ツィイー、『サンザシの樹の下で』(2010)で映画デビュー兼主演となったチョウ・ドンユィといった、今や中国を代表する女優たちをこれらの作品で発掘するなど、演出だけでなく俳優の能力を見極める眼力も持っている。また『英雄HERO』(2002)、『グレートウォール』(2016)などのハリウッド超大作で世界的大ヒットを飛ばし、2008年夏と2018年冬の両オリンピックの開会式および閉会式の総監督を手掛けるなど、中国映画界のみならず中国を代表する一人として活躍している。
監督
チャン・イーモウ
キャスト
コン・リー リー・パオティエン リー・ウェイ チャン・イー チェン・チエン
スタッフ
原題:菊豆 JU DOU
製作総指揮:徳間康快 チョン・ウェンズー 原作・脚本:リウ・ホン 撮影:クー・チャンウェイ ヤン・ルン
製作:1990年/中国=日本/カラー/シネマスコープ/94分
日本初公開:1990年4月28日
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