Cinem@rt

アジアをもっと好きになる

12月27日(金)より 3作品 日替わり上映‼

紅夢【チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界】

ストーリー

1920年代の中国。父親を亡くし、貧しい生活を愚痴る義母から逃げるために、頌蓮(コン・リー)はすでに3人の夫人を持つその地の財産家である陣佐千(マー・チンウー)の元へ嫁ぐ。各夫人には1院から3院までの住居が与えられており、第4夫人となった頌蓮の4院には、主人の寵愛を受ける赤い提灯が飾り付けられていた。初夜の夜、第3夫人の梅珊(ホー・ツァイフェイ)に邪魔をされた頌蓮だったが、あらためて夫人たちに会うと、彼女たちは陣佐千に寵愛を受けるために生きているかのように見えた。そして愛憎渦巻く夫人たちとの関わりの中で事件は起こった。

第48回ヴェネチア国際映画祭銀熊賞
1991年ニューヨーク批評家協会最優秀外国映画賞


中国映画の中で世界にその名を知らしめる監督として活躍する巨匠チャン・イーモウ。監督デビュー作である『紅いコーリャン』が第38回ベルリン国際映画祭グランプリを受賞して以来、数々の賞を受賞し、一躍、中国現代映画の旗手として世界的にその名を轟かせた。そんな彼が名女優コン・リーとコンビを組んだ初期3作品である『紅いコーリャン』『菊豆〈チュイトウ〉』『紅夢』がチャン・イーモウ監督監修によってHDレストア化され、『張芸諜 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界』と称して、2024年12月27日(金)より 公開!

文化大革命後の1980年代に、北京電影学院を卒業した“第五世代”と呼ばれる映画人たちの一人として、“紅”を基調とした個性的な作品で世界を驚かせ、現代中国映画の礎を築いた一人として、中国映画を代表する巨匠となったチャン・イーモウ。作品だけでなく、今回上映する3作品の主演を演じるコン・リー、『初恋のきた道』(1999)で映画デビュー兼主演となったチャン・ツィイー、『サンザシの樹の下で』(2010)で映画デビュー兼主演となったチョウ・ドンユィといった、今や中国を代表する女優たちをこれらの作品で発掘するなど、演出だけでなく俳優の能力を見極める眼力も持っている。また『英雄HERO』(2002)、『グレートウォール』(2016)などのハリウッド超大作で世界的大ヒットを飛ばし、2008年夏と2018年冬の両オリンピックの開会式および閉会式の総監督を手掛けるなど、中国映画界のみならず中国を代表する一人として活躍している。

予告編

監督

チャン・イーモウ

キャスト

コン・リー ホー・ツァイフェイ マー・チンウー ツァオ・ツイフェン

スタッフ

原題:大紅燈篭高高掛 Raise the Red Lantern

製作総指揮:ホウ・シャオシェン 原作:スウ・トン 脚本:ニイ・ゼン 撮影:チャオ・フェイ
製作:1991年/中国=香港/カラー/シネマスコープ/125分
日本初公開:1992年4月11日

© 1991, China Film Co-Production Corporation, All rights reserved

TOP