2025年2月7日(金)よりロードショー
ヒプノシス レコードジャケットの美学
斬新・奇抜・洗練…あらゆる言葉が相応しいその独創的なデザインは、今話題のバンドTシャツブームやレコード蒐集にも繋がるほど、色褪せず今もなお輝き続けています。本作では、ヒプノシス創業者のストーム・トーガソンとオーブリー・パウエル、ふたりを支えたカメラマンやグラフィックのスタッフ達、レジェンドアーティストら当人によるアルバム制作秘話はもちろん、その当時の貴重なインタビューや写真・映像の数々が収められています。また、ヒプノシスを敬愛するノエル・ギャラガーが語るレコード文化やジャケット愛も必見です。
アントン・コービンが初の長編ドキュメンタリー映画として、黄金期のロックの舞台裏に迫る伝説のデザイン集団の物語。
【ヒプノシス Hipgnosis (1968-1983)】 ストーム・トーガソン、オーブリー・“ポー”・パウエルが共同で創立したイギリスのデザイン・アート集団。ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会いジャケットやツアーポスターの制作を開始。後にピーター・クリストファーソンが加わり、1970年代を中心に、ピンク・フロイド、ジェネシス、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーら数々のアーティストのカバーアートを創作。それまで宣伝用パッケージにすぎなかったアルバム・ジャケットを芸術の域に高めた。その後MTVなど時代の波に押され、1983年にチームは解散。ストームは2013年に死去。ピーター・クリストファーソンも2010年に死去している。
【監督:アントン・コービン(1955-)】 ポートレート写真家としてキャリアを築いた後、ミュージックビデオの制作も開始。以来、U2、ジョニー・キャッシュ、アーケイド・ファイア、デペッシュ・モード、ニルヴァーナ、メタリカ、ニック・ケイヴ、コールドプレイ、ザ・キラーズなど名だたるアーティストのプロモーションに関わってきた。ジョイ・ディヴィジョンのリード・ボーカル、イアン・カーティスの人生と死を描いた初の長編映画『コントロール』は、2007年カンヌ国際映画祭で5つのBIFA賞とカメラドール特別賞を含む約20の賞を世界中で受賞。その後、ジョージ・クルーニー主演『ラスト・ターゲット』(2010)、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演『誰よりも狙われた男』(2014)、ジェームズ・ディーンと写真家デニス・ストックを描いたロバート・パティンソン&デイン・デハーン主演『ディーン、君がいた瞬間』(2015)を製作。デペッシュ・モードとそのファンを描いたコンサート映画『Spirits in the Forest』が2019年に公開された。
【作品概要】 ヒプノシス [原題:Squaring the Circle (The Story of Hipgnosis)]
監督:アントン・コービン/字幕:山口三平/2023年/イギリス制作/101分/出演:オーブリー・パウエル、ストーム・トーガソン(以上ヒプノシス)、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン(以上ピンク・フロイド)、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント(以上レッド・ツェッペリン)、ポール・マッカートニー、ピーター・ガブリエル、グレアム・グールドマン(10cc)、ノエル・ギャラガー(oasis) 他