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12月13日(金)よりロードショー

ソウル・オブ・ア・ビースト

これは夢か、現か―――。
青春の終わりを迎えようとする若者たちの、生々しい<現実>と<幻想>が交錯する——
ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞、スイス映画賞では主演男優賞、撮影賞、作曲賞受賞、作品賞を含む5部門ノミネートを達成した本作は、謎めいた女性と恋に落ちた17歳の若き父親が、責任と自由、恋愛と友情、現実と幻想など相反するものの狭間で葛藤する様を描いた大人の青春映画。
監督を務めたのは、デビュー作『Cherry Pie』で強迫観念に翻弄される女性を勇敢に描いた、ロレンツ・メルツ。今作でも人生の岐路に立たされた人物の描写に挑む。若くして父親となった青年ガブリエルを演じたのは、今作でスイス映画賞主演男優賞を受賞した新星パブロ・カプレツ。運命に翻弄される人間の姿を美しくも荒々しく演じ、観客の視線を奪う。ガブリエルが恋をした、自由でミステリアスな魅力を放つコリーを演じたのは、『RAW〜少女のめざめ〜』「TOKYO VICE」のエラ・ルンプフ。他、『ブルー・マインド』で大きく注目を集めたルナ・ヴェドラー、スカウトで発掘されたトナティウ・ラジなど個性派が集結し、スクリーンを鮮やかに彩る。
今作は、日本の美学や歴史、文化に大きく影響を受けてきた監督がそれを映画に反映し、漫画「子連れ狼」からも発想を得て制作された。ディズニープラス「SHOGUN 将軍」に出演した、NYを拠点に活躍する俳優・武道家・コメディアンであるヨシ天尾の日本語ナレーションにも要注目。

ストーリー

17歳の若き父親ガブリエルは、息子ジェイミーの母親、ゾエが精神的な問題で育児に参加しないため、一人で子育てをしている。
子どもがいながらも遊びたい盛りの彼は、ジョエルという青年とネット上で知り合う。そして夏の熱に浮かされ、子どもがいることを隠し、ジョエルの恋人である謎めいたコリーと互いに強く惹かれ合ってしまう。2人の行動に深く傷ついたジョエルはコリーの心を取り戻すために奔走し、3人の恋の炎が激しく燃え上がっていく――。コリーと出会い、ガブリエルの中で “ソウル・オブ・ア・ビースト” が、目覚める。

予告編

監督

ロレンツ・メルツ

キャスト

パブロ・カプレツ エラ・ルンプフ ルナ・ヴェドラー トナティウ・ラジ

スタッフ

脚本:ロレンツ・メルツ

2021年/スイス/カラー/スタンダード/5.1ch/110分/スイスドイツ語、フランス語、日本語/原題:SOUL OF A BEAST/字幕制作:株式会社iGlore/配給:ライツキューブ
©2021 HESSE FILM GmbH / 8HORSES GmbH

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