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8月24日(木)までの上映 ※8/18(金)休映

ナチスに仕掛けたチェスゲーム

イントロダクション

原作はオーストリアの作家、 シュテファン・ツヴァイク の「 チェスの話 」 。 1933 年にヒトラーがドイツの首相に就任 し、オーストリアにも反ユダヤ主義が広まったことから、ユダヤ人のツヴァイクは、 1934 年イギリスへ亡命する。そ の後、 場所 を転々と し 1942 年に本作を書いたのだが、完成した直後に自殺を選んだために、これが最期の小説となっ た。ツヴァイク自身と重なる 本作の 主人公が、極限状況の中、心身を病みながらも、何とか生き延びようとする姿が描 かれる。 命をかけてナチスに抗議した書として世界的ベストセラーとなった傑作の映画化が実現した。
監督は、 『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ 』 の フィリップ・シュテルツェル 。少年時代に原作と 出会って深い感銘を受けたシュテルツェルは、変わるはずはないと信じられていた自由な世界が、驚くほど短い間に 簡単にひっくり返されるという物語に、まさに現代の社会状況との共通点を見出し、警告の想いを込めて本作を作り上げた。
主人公のヨーゼフを演じるのは、 『帰ってきたヒトラー』でヒトラー役を演じた オリヴァー・マスッチ 。 近年は、 第 73 回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれた『 異端児ファスビンダー』 や 、大人気シリーズ 『 ファ ンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』 に出演するなど、 現在 ドイツで最も敬愛される名優の一人だ 。 ナチスのゲシュタポと囚われたヨーゼフ、ヨーゼフとチェスの世界王者──過去と現在の二つの対決が息もできな いほどスリルに満ちた駆け引き が 進むにつれて、冒頭からの伏線が回収され、もう一つの予想もしなかった真実が明 かされていく。観る者の心をかき乱す、かつてないヒューマン・サスペンスが誕生した。

ストーリー

伝説の作家ツヴァイク最期の傑作を映画化!現代の社会状況と呼応する衝撃のストーリー
ロッテルダム港を出発し、アメリカへと向かう豪華客船。ヨーゼフは久しぶりに再会した妻と船に乗り込む。かつてウィーンで 公証人を務めていたヨーゼフは、ヒトラー率いるドイツがオーストリアを併合した時にナチスに連行され、彼が管理する貴族の莫 大な資産の預金番号を教えろと迫られた。それを拒絶したヨーゼフは、ホテルに監禁されるという過去を抱えていた。一方船内で はチェスの大会が開かれ、世界王者が船の乗客全員と戦っていた。船のオーナーにアドバイスを与え、引き分けまで持ち込んだヨ ーゼフは、彼から王者との一騎打ちを依頼される。ヨーゼフがチェスに強いのには悲しい理由があった。王者との白熱の試合の行 方と共に、衝撃の真実が明かされる──

公式Twitter

予告編

監督

フィリップ・シュテルツェル(『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』)

キャスト

オリヴァー・マスッチ(『帰ってきたヒトラー』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)
アルブレヒト・シュッへ(『西部戦線異状なし』)ビルギット・ミニヒマイアー(『ヒトラー ~最期の12 日間~』)

スタッフ

原案:シュテファン・ツヴァイク(「チェスの話」)

2021/ドイツ/ドイツ語/112 分/カラー/5.1ch/ドルビーデジタル/シネマスコープ/英題:THE ROYAL GAME/G/字幕翻訳:川岸史
© 2021 WALKER+WORM FILM, DOR FILM, STUDIOCANAL FILM, ARD DEGETO, BAYERISCHER RUNDFUNK
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ

物販情報

パンフレット 800円
原作:チェスの話 ツヴァイク短篇選(大人の本棚) 3,080円

束の間のスコッチ 300円(シネマート新宿)

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