イスルと共に遊園地で遊んだベコは手作りの十字架のペンダントをプレゼント。続いて告白しようとするが邪魔が入り、結局ジノンに先を越されてしまう。現在2軍に甘んじているベコは、3年前にジノンがイスルにキスするのを見てやけ酒を飲み、二日酔いで1軍昇格テストに臨んで失敗していた。やり直したいと願ったベコは“時の指揮者”の力を借りて再び3年前へ。テスト前夜にイスルを連れ出して…。
念願叶ってイスルと正式につき合うことになったベコは、1軍昇格も果たし、済州島で2012年の春季キャンプに参加していた。だが、2人はすでに3年前に破局していたことがわかる。再び現れた“時の指揮者”に「今度こそしっかりやる」と誓い2009年へ戻るが、彼に好意を抱く女医ユビンがイスルに「ベコが好き」と宣言。その直後、ベコは球団から休暇の許可を得てイスルに1日デートを申し込む。
2人きりで済州島デートを楽しむベコとイスル。ベコはイスルに真剣な想いを告げ、2人はキスを交わしようやく心を通わせるが、その直後ユビンに強引にキスされたところをイスルに見られてしまう。ショックを受けたイスルを慰めるジノン。2012年、ベコはイスルがジノンのプロポーズを承諾する現場を目撃、2009年のイスルの誕生日直前に戻り、指輪を買おうとするが通帳がなくなっていることに気づく。
通帳はベコの母の恋人が持ち出していた。父亡き後、小さな飲食店を営む母に置き去り同然にされた不幸な子供時代を思い出すベコは、間もなくイスルが以前から秘かに母を援助していたことを知り激怒。そのため、車を売って買った指輪を渡すこともできない。現在に戻ってイスルを引き止めるが、彼女はジノンとの結婚を決めていた。“時の指揮者”に「結ばれないなら彼女を忘れろ」と言われたベコは…。
2010年の大晦日に戻ったベコは、イスルへの想いを断ち切ろうとする。一方、仲間のチャヌクは溜まり場の店の店主の姪・ジンジュがトラウマを克服するのを助ける。2012年、ジンジュは人気歌手となっていた。チャヌクが撮った披露宴用映像の中のイスルが、自分が渡せなかったはずの指輪を持っているのを見たベコは、撮影した2週間前にタイムスリップ。「一生イスルの面倒を看る」と幼い日の言葉を思い出す。
球場の観客席でベコの指輪を発見したチェリは、迷った末にイスルに渡す。再び現在へ戻ったベコは、イスルが釜山で交通事故に遭い死亡したと聞き、斎場に駆けつける。後日、仲間たちと高校卒業時に埋めたタイムカプセルを取り出し、ベコは自分への想いを書いたイスルの手紙を読む。イスルの死を受け入れられないベコは、タイムスリップしたせいで彼女を死なせてしまったと自分を責め、後悔の涙を流す。
イスルはベコの亡き父のことを調べていた。イスルの残した手がかりから、ベコは駅員だった父が子供を救って命を落としたことを知る。写真の父は、“時の指揮者"その人だった。改めて父と涙の対面をしたベコは「生死に関わるタイムスリップは自分が死ぬか、それまでの記憶を失うかだ」と止められるが、「イスルを救えるなら構わない」と過去に戻る。嵐の日、ベコはイスルの代わりに事故に遭い…。
意識不明となったベコは、イスルの挙式1週間前に奇跡的に快復。だが、イスルに関する記憶だけを失っていた。ベコ不在のまま行われた結婚式の日、披露宴で彼のメッセージが流され、自分への深い愛を吐露した映像を見て、イスルは思わず会場を飛び出す。ジノンは「答はすでに出ているはず」と言って彼女を見送る。イスルは小学校の教室にいるベコに会いに行き、初対面のように挨拶をするのだった。