2012年2月14日、カン・ベコは転校して来たハム・イスルに、小学校1年生の時から20年間想いを寄せていた。だが、告白する機会がないままイスルは野球部コーチだったクォン・ジノンと結婚することになり、挙式の日を迎える。帰途、公園で後悔の涙を流すベコの前に“タイム・コンダクター”だと名乗る男が現れる。彼の指示通りに過去に戻ることを願ったベコは、2001年の高1時代にタイムスリップする。
高1の時代に戻ったベコは、イスルが行きたがっていた映画のチケットを手に入れるために学校を抜け出し、献血や大食い競争に挑戦、愛の告白代行までするが結局チケットは手に入らない。それでも、イスルは「気持ちは届いた」と笑顔を見せる。そしてベコは、イスルが誕生日にグローブを贈ってくれていたことに気づく。2012年2月14日へ戻ったベコはイスルの結婚式が2月21日になったと知って…。
高校最後の試合でデッドボールを受け、腕を負傷し野球を断念したベコは、あの時諦めるべきではなかったと後悔。2002年にタイムスリップし因縁の試合に再度臨むが、今度は足を骨折するはめに。その頃、ハーバード大卒のジノンが野球部コーチに就任、いきなりベコたち部員に退部を通告。そして、Wカップサッカー韓国チーム勝利に沸く中、群衆に押されたベコは思いがけなくイスルの唇に触れてしまう。
厳しいジノンに反発していたベコたちは、彼が大リーグにスカウトされたものの故障で挫折を味わったことを知り「野球以外の人生を考えろ」という彼の言葉を受け入れる。2012年に戻ったベコはプロ野球2軍チームの記録係になっていた。ベコはイスルが高校の卒業式に制服の第2ボタンが欲しいと言っていたことを思い出し、今度は2004年の2月16日にタイムスリップ。ボタンを渡そうとするのだが…。
結局イスルにボタンを渡せなかったベコは、卒業式の後、仲間のテナムがチェリに愛を告白するのを見て羨ましく思う。また2012年に戻ったベコは審判になっていた。ベコは少年から「兄の人生を返せ」と罵られ、自分が試合で対戦相手をケガさせ引退に追い込んだことを知る。タイム・コンダクターから「最後の機会だ」と言われタイムスリップしたベコは、コーチがイスルに愛を告白する現場に居合わせる。
2005年、大学1年のベコは対戦相手をケガさせたトラウマからマウンドに立てなくなっていた。イスルの祖父はそんなベコを立ち直らせようとする。イスルは祖父の特訓を受けるベコを訪ねて、雪の中「投球するまで動かない」と立ち尽くし倒れてしまう。イスルを病院に運んだベコは、祖父から「明日があると思えば後悔する」と言われる。快復したイスルと公園で話すうち、ベコは思わず彼女にキスをする。
動揺したイスルに平手打ちされたベコは、間もなく2012年2月14日に戻り、今度はプロ野球の2軍選手になっていることに気づく。その日は、イスルとジノンの婚約式の日だった。イスルからのプレゼントを受け取ったベコは、いつも自分がもらうばかりで彼女に何も贈ったことがなかったと後悔。2006年にタイムスリップしたベコは、イスルへのクリスマスプレゼントを買おうとアルバイトを掛け持ちする。
野球選手のエージェントになりたいというイスルのために奔走するベコ。そのため、ベコを訪ねたイスルとすれ違ってしまう。やがてまた現在へと戻ったベコは、自分が兵役に行っていた頃、ジノンが遊園地でイスルに告白したと聞いて、軍隊時代に戻りたいとタイム・コンダクターに頼み込む。タイムスリップしたベコは野球が縁で気に入られた兵長と共に休暇を取り、イスルたちが集う遊園地へとやってきて…。