最新中国ドラマ|中国の時代劇ヒットメーカーが手掛ける「五福臨門」、Netflixで全世界配信
ニュース提供元:齊石傳播
中国の時代劇ラブコメディ『五福臨門(原題)』のティザー映像が28日に公開された。「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」、「美人心計~一人の妃と二人の皇帝~」、「後宮の涙」など幅広い層に人気を博すドラマを手掛け、「時代劇ヒットメーカー」として名高いユー・ジョン(于正)プロデュースの作品とあって大きな期待が寄せられている。監督は「長相思」のヤン・ホワン(楊歓)、キャストは「玉骨遙」、「惜花芷~星が照らす道~」のルー・ユーシアオ(盧昱暁)をはじめ、ワン・シンユエ(王星越)、ニー・ホンジエ(倪虹潔)、リウ・シエニン(劉些寧)、チェン・ホーイー(陳鶴一)、ウー・シュエンイー/ソニ (呉宣儀)、ホァン・シェンチー(黃聖池)、コー・イン(柯穎)、リアン・ヨンチー(梁永棋)、ホアンヤン・ティエンティエン(黃楊鈿甜)、ウィンウィン(董思成)ら豪華な面々。
時は北宋、仁宗皇帝の世(1022〜1063年)。洛陽に住む裕福な酈家の5人の娘たちは皆美しく魅力的だが、母親譲りの荒っぽい気性のせいで「酈家の六虎」と呼ばれ、地元では一向に良縁に恵まれない。そこで娘たちの将来を案じた酈夫人は、興隆を極める汴京(河南省開封の古称)に移り住み、婿探しを決意する。母娘6人は汴京で商売を始め夫探しに奮闘するが、その道のりは波乱の連続。持ち前の賢さと機転を活かして困難を乗り越え、理想の伴侶を見つけていく娘たちと、それを取り巻く人々の、ハッピーで心温まる庶民派コメディ。
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娘5人の母親、酈家の夫人を演じたニー・ホンジエは、「数カ月間を共にした娘たちには、撮影以外でも深い愛情を感じています。劇中では母娘ですが、普段は友達のような関係でもあります。彼女たちはとてもエネルギッシュで、毎日にぎやかな笑い声が聞こえてくる現場は本当にありがたかったです」と撮影を振り返った。Netflixの世界配信については、「とても楽しみです。衣装や食事、小道具など細部まで歴史的考証にも余念がないので、中国の伝統文化を世界中に伝えられる絶好の機会です。このような作品に携われたことを光栄に思います」と語った。
ヒロイン酈家の三女・康寧を演じるのは、「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」の上官浅役で一躍人気を博したルー・ユーシアオ。康寧は、初対面で険悪な関係となる地主の柴安と、愛憎が交錯するロマンチックな関係を展開する。ルー・ユーシアオは相手役に対し「ワン・シンユエさんはとても真面目で、演技に対する考えもあり、周囲の気持ちを気遣ってくださる方。いつも現場に笑い声を響かせてくれる相棒です」と語った。
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一方、その相手役、裕福な地主の柴安を演じたワン・シンユエは、商才に長けた二代目という役どころのため、自身のキャラクターを「世界のトップ企業500のCEO」とユーモアたっぷりに形容。群像劇出演について「一番の印象はにぎやかだということ。どのシーンも出演者が多いので、みんなでおしゃべりをしては笑い合ってとても楽しかったです。セットも生き生きとした庶民感があり、本当に市井の人々の家にいるような温かさが感じられました」と語った。世界配信については「『五福臨門』で世界デビューできることを光栄に思います。多くの方に、中国の時代劇を通して悠久の歴史文化を知ってもらえるのは、制作に携わる者全員にとって非常に意義があることです」と胸を張った。ルー・ユーシアオも「世界中の皆さんにご覧いただけるのは、北宋の酈家が世界と繋がるというある種の誇りと、時空を超えて繋がっている不思議な驚きを与えてくれます」と喜びを示した。
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そのほか、リウ・シエニン演じる若き未亡人の長女・壽華、ウー・シュエンイー/ソニ演じる鬼嫁の次女、コー・イン演じる直情的な四女の好徳、ホアンヤン・ティエンティエン演じるプライドの高い末っ子五女の楽善ら娘たち5人と、個性豊かな男性5人が登場。5組のカップルが理想的な伴侶となるまでの紆余曲折や心温まるエピソードに期待が高まる。
東陽歓娯影視文化が制作する「五福臨門」は、Netflixで全世界独占配信予定。
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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