最新中国ドラマ|ヴィック・チョウ×ビクトリア「另一種藍(原題)」のデータ分析と解説
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《另一种蓝》待播剧数据先鉴」
中国での市場分析を展開する影視観察(datawin)は、注目作品として5月8日から芒果TV、湖南衛視などで放送開始となった「另一種藍(原題)」のデータ分析と解説などを発表した。
「另一種藍」は、故郷の景徳鎮に戻ったヒロインが伝承文化を継承し、紆余曲折を経て、かつて自分の上司だった男性と共に事業を始め、愛情を深めていく物語。主演は、「働く女子流ワタシ探し」のビクトリア(ソン・チェン/宋茜)と、大陸ドラマには久々の登場となるヴィック・チョウ(周渝民)。その他、「琅琊榜」のリウ・ミンタオ(劉敏涛)が特別出演、「沈睡花園 シークレット・メモリーズ」といった話題作への出演が続くリウ・チャン(劉暢)など、実力派俳優の集結が話題を呼んでいる。
総合評価としては、俳優陣と制作班への評価が高めとなっており、俳優人気が全体の伸びにもつながる見込みに。テーマに関しては、ラブストーリーと起業の物語に加え、伝統文化の継承が描かれているのがこの作品の特徴に。また、成長と癒しという情緒的な要素も大きい。制作班に関しては、監督の李昂が現代ドラマの経験値が高い点、そしてヒット作が多い湖南衛視の出品ということで、期待値が高まっている。
キャスト評価は、ビクトリアと現代ドラマの相性も評価されて数値、注目度が共に高い。ヴィック・チョウ、リウ・ミンタオも人気は低くない。特にリウ・ミンタオは、大人世代の女性代表という位置づけで人気度が高めに。
同ジャンルの作品との比較においても競争力が高く、20-39歳の年齢層から高い人気が予測されており、視聴者層の分析データは圧倒的に女性が高い数値に。 伝統文化の継承と革新というテーマのもと、陶芸の舞台裏を語り、ものづくりの魅力を伝える作品としても注目されており、今後の市場での動きが楽しみな一作と言えそうだ。
翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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