最新台湾ドラマ|アリエル・リン&マイク・ハー「不夠善良的我們」、台湾で4/6から地上波とオンライン同時放送
ニュース提供元:台湾公共テレビ(公視/PTS)
アリエル・リン(林依晨)、アン・シュー(許瑋甯)、マイク・ハー(賀軍翔)、クー・チェンドン(柯震東)、ジョニー・ルー(路斯明)ら豪華キャストが競演する「不夠善良的我們(原題)」(仮訳:善良じゃない私たち)が、4月6日から放送・配信されることが発表された。
台湾公共テレビ(公視/PTS)、台灣大哥大MyVideoが共同制作する「不夠善良的我們」は、昨年の台北金馬映画祭(台北金馬影展/TGHFF)で1、2話がプレミア上映され、上映4回分のチケットが瞬時に完売するほか追加上映分も入手困難になるなど大きな話題となった。
1、2話では、日々仕事と家庭に忙殺される妻・簡慶芬(アリエル・リン)と、ワードローブを丸ごと買う寂しい独身女性のレベッカ(アン・シュー)が再会。12年前に恋敵だった二人のそれぞれの視点からストーリーが展開する。「悪はなく、人間だけが存在する」というシュー・ユーティン(徐譽庭)の創作スタイルは、現代の忙しい生活に潜む孤独のさまざまな側面だけでなく、人間の些細な私欲が人生崩壊を招きうることをつまびらかにしていく。そこに俳優陣の重厚な演技、タニア・チュア(蔡健雅)の素晴らしい音楽性が加わり、見る者の心を揺さぶる。
先取り鑑賞した観客からは、「私は簡慶芬!」、「私はレベッカ!」、「早く3話が見たい」といった共感や賞賛の声が上がる一方、チケット争奪戦に敗れたファンからは「いつから見られるの?」、「こんなに長く待てるなんて、自分がどれだけ“善良”か思い知らされた」など、放送を待ち侘びるファンからのコメントが寄せられている。しかしこれまで製作サイドからの情報公開がなかったため、熱狂的なファンからの催促が矢のように届き、ファンページの運営者は辞めたいほどのプレッシャーにさらされたという。
公視の番組責任者は、「台北金馬映画祭の反響が良すぎたため、放送権をめぐる競争が激化した。テレビ局および各プラットフォームでの配信タイミングの調整にあたり数十回に及ぶ話し合いを必要としたため、情報公開が遅れた」と説明。さらに「製作サイドとクリエイティブスタッフの共通認識の下、全8話一挙公開という形での販売は除外。より多くの視聴パターンや習慣をカバーすることを前提に、テレビとネットの同時配信モデルを選択した」と明かした。
今回演出を担当するシュー・ユーティンは待ちきれないファンに理解を示し、「不夠善良的我們」のファンーページに自ら「撮影週報」の投稿を開始。3話がマイク・ハーの視点から描かれたものであることを明らかにするほか、マイク・ハーが助監督に通行人だと間違われた出来事や、アリエル・リンが寒波到来時に薄手の衣装で撮影したこと、食事シーンで食べれば食べるほど痩せていくアン・シューの特殊スキル、クー・チェンドン合流後の笑えるエピソードなど、撮影中の数々の“奇跡”を明かした。ファンページでは、引き続き本編のシーンやメイキング、舞台裏でのキャストの素顔などが更新される予定だ。
「不夠善良的我們」公式ファンページ
https://www.fb.com/ImperfectUs2023
「不夠善良的我們」は4月6日から毎週2話ずつ、台湾公共テレビ(公視/PTS)、MyVideo、iQIYI(愛奇芸)国際版、八大戯劇テレビ(八大戯劇台/GTV)、香港の動画配信サービスViuで放送・配信予定。全8話。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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