【新刊紹介】古家正亨氏 推薦!『私書箱110号の郵便物』約20年愛され続ける名作が待望の邦訳発売
韓国で43万部のベストセラーであり、約20年愛され続けるマスターピース小説『私書箱110号の郵便物』が、現在発売中。
物語の舞台はラジオ局。ヒロインは、FMラジオ局で働く人見知りの構成作家コン・ジンソル。改編にともない、番組の新ディレクターとなったイ・ゴンと仕事をすることに。局内での評判は悪くないが、初顔合わせの段階からペースを狂わされ、人付き合いの苦手な彼女は当惑する……。
丁寧な情景描写、人物の内面を繊細に描く文体で「ゆっくり大切に読みたい本」と韓国で評されるイ・ドウの処女作がついに刊行。ソウルの地名が多数登場し、読むと街を散歩したくなる小説でもある。
古家正亨氏(MC/DJ/韓国大衆文化ジャーナリスト)推薦コメント
「懐かしいソウルの風景。自然と思い浮かぶ、慌ただしいスタジオでのやりとり。“30代の大人”が繰り返される日常に求めたもの。ラジオ局を舞台に“言葉”の担い手が不器用に、静かに紡ぐ、セピア色にときめくラブストーリーに胸打たれた」
著者:イ・ドウ Lee Do Woo(いどう)
小説家。中央大学校文芸創作科を卒業後、放送作家、コピーライターを経て、2004年に『私書箱110号の郵便物』でデビュー。ロマンティックでリアリティあふれるキャラクターと深みのある叙情的な文体が多くの読者の心をつかみ、長く愛されるロングセラーとなった。2012年には第2作『寝間着を着なさい』(未訳)で少女たちの成長を描いた。田舎の小さな書店の店主と初恋相手との再会を綴った2018年の『天気が良ければ訪ねて行きます』(小社刊)は2020年に「天気がよければ会いにゆきます」の題でソ・ガンジュン&パク・ミニョン主演でドラマ化された。2020年に初のエッセイ集『夜は話をするのにぴったりの時間ですから』(未訳)を発表。独立系出版社スバクソルタン(西瓜糖)を設立し、2022年から自著の再刊行をスタートした。
訳者:佐藤 結(さとうゆう)
国際基督教大学在学中に韓国の延世大学へ留学。ライターとして「キネマ旬報」「韓流ぴあ」「韓国TVドラマガイド」をはじめとする雑誌や劇場用プログラム、ウェブで映画やドラマについて執筆。共著に『韓国映画で学ぶ韓国の社会と歴史』(キネマ旬報社)、『作家主義 韓国映画』(A PEOPLE)などがある。本書で翻訳家デビュー。
販売価格(税込)2420円
判・製本・頁数四六判・並製本・512頁
発売日2023年10月3日発売
ISBNコード978-4-86643-141-3
https://www.achibook.co.jp/books/3164/
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