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『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』予告編公開


『メイド・イン・ホンコン』(97年)などで一躍香港インディペンデント映画界を代表する監督となったフルーツ・チャン、『少林サッカー』などチャウ・シンチー監督作品の脚本を務めたフォン・チーチャン、『ダークナイト』などハリウッド作品に携わり、本作が長編初監督作となったホイ・イップサンという3人の奇才が集結して、日常のすぐそばにある恐怖を撮り上げた香港発のサスペンス・ホラー『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』が、12月1日(金)よりシネマカリテ他全国順次公開。

今回公開された予告編は、冒頭、第1話「暗い隙間」のヤウガーが学校からの帰り道、偶然倒れた男に足を掴まれるシーンから始まる。「通報していたら助かっていたかも」というヤウガーの後悔は、心に闇を作り、倒れていた彼の“眼”に長い間怯え、新居でも悩ませられることになる。

「暗い隙間」場面写真
「暗い隙間」©2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Productions Limited All Rights Reserved

次に第3話「アパート」のシーンで、1階にある怪しい物体を住人のアチーとカッチャイが見に行き、伝説のヤクザ ホー・フンに相談に行くシーン。リッチー・レン演じるホー・フンが背を向けたまま振り向きつつ刀を持つ貫禄に、その後何が起こるのか、期待させるシーンとなっている。

「アパート」場面写真
「アパート」©2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Productions Limited All Rights Reserved

続いて第2話フルーツ・チャン監督の「デッド・モール」。巷の奇妙な噂を暴露するライバーのガルーダが、幽霊が出ると噂されるショッピングモールに来たシーン。謎のガスマスクの人間、血を流したライバーのヨン・ワイ、乱闘など、その後を予測させるシーンが続く。後半は、「関係がない」とまるで、迫る恐怖に気付いてはいても、認めたくない、逃げたいような、各話の出演者のセリフが続き、誰かから刺される、見えない相手にナイフを突きつける、血を流して倒れている等、“何か”が起こしている衝撃のシーンが畳みかけられる。「罪を償わせてやる」と叫ぶ台詞の後、ラストシーンではショッピングモールの廊下で、ライバーのヨン・ワイが、燃え盛り追いかけてくる火から必死で逃げる姿が映し出され、切迫した恐怖と映像の美しさで、本編への期待が高まる終わり方になっている。

「デッド・モール」場面写真
「デッド・モール」©2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Productions Limited All Rights Reserved

『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』
『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』ポスター

2023年12月1日(金)より シネマカリテほか全国順次公開

2021年/香港/広東語・北京語/112分/シネマスコープ/5.1ch/原題:失衡凶間/英題:Tales from the Occult/日本語字幕:鈴木真理子/G
配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
©2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Productions Limited All Rights Reserved
https://hk-kaiki-movie.musashino-k.jp
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