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最新中国ドラマ|シャオ・ジャン主演「玉骨遙」配信スタート!視聴者の反応は?

ニュース提供元:iQIYI(台湾)

 シャオ・ジャン1

シャオ・ジャン(肖戦)とレン・ミン(任敏)主演の大型ファンタジー仙侠時代劇「玉骨遥(原題)」が7月2日からテンセントビデオ(中国)、iQIYI(台湾)で配信開始となった。iQIYI(台湾)では、配信早々に愛奇藝熱播榜でTOP3に躍り出て話題となっている。

ネット上のファンらのコメントによると、「玉骨遥」のヒットの理由はカメラワークや衣装、そしてメイク、小道具といったものからCGに至るまで精密で美しく、ストーリー展開のテンポの良さと明確なロジック、因果関係、登場人物の運命が絡み合っていることが挙げられ、「時代劇トップクラス」ドラマとも評されている。

「玉骨遥」は深みとユーモアを兼ね備えたストーリーで、主人公とヒロインは単なる悲恋や一目惚れではなく、運命を一歩ずつ打ち破って惹かれ合っていく。このドラマに夢中になっているファンからは、「シャオ・ジャンの記録を打ち破れるのは、シャオ・ジャン本人だけ」「新記録は「玉骨遥」が打ち立てる定めだ」「面白くて観るのが止まらない」といったコメントも寄せられている。

シャオ・ジャン2

ルックス、演技共に優れるシャオ・ジャンは、「玉骨遥」で孤高清冷な神官の時影に扮し、仙風道骨(凡人とはまるで違う、仙人のような世俗を超越したすぐれた人の容貌の形容)でありながら、少年らしさも失わない。そして高い法術の力を持つ時影は、彼の情緒が自然にも影響を及ぼし、怒ったときには雷鳴がとどろき、心動かされた時には花が開く。

そんな彼が、自らの運命を変えるために、神をも封殺しようとする姿が視聴者に大きな衝撃を与え、キャラ設定が強烈すぎると熱いコメントが寄せられている。こうした強いキャラの一方で、シャオ・ジャンは劇中で厳格で高貴な一面を見せただけでなく、第3話では最高に美しい涙のシーンを披露し、「神の演技スキル」と賞賛された。

シャオ・ジャン3

劇中でシャオ・ジャン演じる時影は、空桑王国帝君の嫡男で皇太子になるはずだったが、幼い頃から努力家で才能に恵まれながらも父の帝君に評価されず、後継者争いによる暗殺から身を守るために、皇室を出て神官の修行をする身として生きることになる。その途中で、帝君に疎まれてしまった母の皇后の死を知り、一度は心魔につかれてしまうのだが、彼は復讐ではなく母親の遺志に従い、世の庶民を守ることを選択する。

時影とレン・ミン演じる朱顔は、宿命によって縁を持つが、しかし2人の命運は簡単には変えることのできない障壁となる。時影はこれに真っ向から立ち向かって抗おうとし、そこで彼があきらめるのではなく、負うべき責任を果たすといった侠義心を見せるのも、より劇の世界観を引き出せると視聴者は高く評価している。

シャオ・ジャン、レン・ミン

レン・ミン演じる朱顔のキャラクターも非常に重層的で、無邪気で優しく、いたずら好きで活発で、運命の定めを受け入れたくないため、決められた結婚から逃げることを選ぶ。その後、彼女は時影との愛のために運命を変えていく道を進むことになる。トレーラーでの予期せぬ逆転キスと、時影が朱顔にキスするシーンはファンの心を爆発させ、二人の発展を期待する人々の声が集まった。

レン・ミン

※記事を一部修正いたしました。(2023.7.13)

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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