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最新中国ドラマ|放送待機中!リウ・ユーニン×ラレイナ・ソン共演「折腰(原題)」のデータ分析・作品解説

引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《折腰》待播剧数据先鉴」


「折腰(原題)」キービジュアル

中国での市場分析を展開する影視観察(datawin)は、放送待機中のお勧め作品として、「折腰(原題)」のデータ分析と解説を発表した。

同名小説を改編したドラマ「折腰」は、動乱の時代が舞台。喬家の裏切りによって父と弟を亡くした悲しみを経験した魏劭は、一族の重責を担い、民の平和を守ることを決意する。魏家の報復を恐れた喬家は、娘の小喬を魏劭に嫁がせる事となり、両家の恩怨渦巻く中で2人は夫婦となる。当初は心の内を探りあっていた魏劭と小喬だが、共に多くの危機を乗り越えるうち、互いの知性、戦略性、寛容さに徐々に惹かれ合うようになり、深く愛し合うようになっていく姿を描く。

監督は「私の妖怪彼氏」「駆け抜けろ1996」「紳士探偵L 魔都・上海の事件録」「ミステリー IN 上海 Miss Sの探偵ファイル」などを手掛けるダン・カー(鄧科)監督。

注目のキャスト陣は、魏劭を「長歌行」「江湖英雄伝~HEROES~」などに出演する歌手・俳優のリウ・ユーニン(劉宇寧)、ヒロインの小喬を「覇剣 〜五神の覚醒〜」のラレイナ・ソン(宋祖儿)が務める他、台湾のベテラン俳優チン・シーチェ(金士傑)、そしてゲスト出演にはピーター・ホー(何潤東)、ハー・ホンシャン(何泓姗)、ガオ・ウェイグァン(高偉光)などが名を連ねており、豪華な顔ぶれも注目となっている。

全体の作品評価の数値は、テーマ性が高めの数値となっており、つづいて視聴者の期待値、制作陣の専門性などが高くなっていることから、発展潜力が高いと分析されている。架空の時代の物語ではあるが、三国時代を彷彿とさせる演出が凝らされている点も、本作の話題の一つに。 テーマの中でも注目されるのが、「家族の恩怨」「先婚后愛(先に結婚、のちに愛情)」という項目で、共に女性視聴者のイマジネーションを満足させるトピックと分析されている。

制作陣の評価点が高いのは監督のダン・カーと脚本のナン・ジェン(南鎮)で、ナン・ジェンはこれまでに「花の都に虎われて~The Romance of Tiger and Rose~」「99%のカノジョ」などのヒット作を手掛けており、女性市場の好みをうまく捕らえる力を高く評価されている。 視聴者の性別分布は女性が非常に高く、若い世代に興味関心が持たれているとの分析もあげられている。

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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