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【最新エンタメin台湾】リン・ズーホン、東京ファンミーティングで日本語の歌も披露

ニュース提供元:TVBS

 リン・ズーホンファンミーティングの模様

5月7日、リン・ズーホン(林子閎)のファンミーティングが東京で開催され、昼夜2回の公演に計800人が駆けつけた。来場者の中には日本各地だけでなく、この公演のためにオーストラリアから来たという熱心なファンの姿も見られた。

満席の会場に向かって、リン・ズーホンがまず日本語で挨拶をすると、ヒートアップした客席から大きな歓声が巻き起こる。大勢の人前に立つのが苦手だというリン・ズーホンは、その熱狂ぶりに緊張が増し、メイク直しでバックステージに戻ったときには思わず「怖くなってきた」と、こぼしたほどだという。

マイクを持ち話すリン・ズーホン

来日にあたり、「こんにちは」、「頑張ってください」、「私はラーメンが好きです」など基礎的な日本語はマスターしていたリン・ズーホンだが、さらに「愛してる」「付き合ってください」などの口説き文句でファンを悩殺し、歓声で鼓膜が破れるほど会場を沸かせた。続いて「那女孩對我說」、「讓我留在你身邊」、中島美嘉の「僕が死のうと思ったのは」の3曲で堂々生歌を披露。選曲の理由について「人生はそれほど完璧ではないかもしれませんが、皆さんに勇気を与えることができればと思いました」と語った。

歌うリン・ズーホン

インタビュータイムでは、なぜドラえもんがあれほどどら焼きが好物なのか子どものころは不思議に思っていた、と意外なエピソードも飛び出した。実際にどら焼きを食べたら気に入ってしまい、以来リン・ズーホンにとっては数少ない、お気に入りの甘味になったという。またアニメ好きなリン・ズーホンが『ジョジョの奇妙な冒険』のキメポーズ「ジョジョ立ち」を真似ると、客席の方から「かわいい」という声が挙がった。台湾の必食グルメについては「鹽酥雞(イエンスージー/揚げたチキン、豆腐、野菜などの具材に特製胡椒をまぶした料理)です。店ごとに味が違います」と、台湾の国民的B級グルメを推薦した。

ジョジョ立ちを真似するリン・ズーホン

リン・ズーホンが動物好きなことはファンの間で周知の事実だが、カメ20匹と猫を飼っているという。「カメの顔はみんな同じじゃないんですよ。全部見分けられるし、それぞれに名前もあります」と、ペット愛を明かす場面も。

終始熱気に溢れ、大盛況だった東京ファンミーティング。リン・ズーホンは「雨の中、こんなにたくさんのファンが来てくれるとは思いもしませんでした。皆さんの応援に心から感謝します」とのメッセージで締め括った。最後に司会者から7月の大阪追加公演の決定が告知され、客席のファンをさらに喜ばせた。

【主催】有意思國際傳媒/A·R·A/W-Story
【協賛】TVBS

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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