【最新ドラマin台湾】人気法曹ドラマ「リーガル・サービス-最大の利益-」、待望のシーズン2、3が4月末よりスタート
ニュース提供元:齊石傳播
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台湾初の法曹ドラマ「リーガル・サービス-最大の利益-」の最新シーズン(「最佳利益2-決戰利益(原題)」、「最佳利益3-最終利益(原題)」)が4月末から放送を開始する。
プロデューサーは「我的婆婆怎麼那麼可愛(原題)」などで知られるチェン・ホイリン(陳慧玲)、監督はリン・リシュー(林立書)とゾウ・イーシェン(鄒奕笙)。脚本を共同執筆したリン・ペイユー(林珮瑜)とチェン・ウェンズー(陳文梓)が、台湾社会や法廷、庶民派弁護士の物語を緻密に描き出す。全体的にスケールアップした新シーズンでは、よりリアルでエキサイティングなドラマが展開されそうだ。
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最新のポスタービジュアルは、ティエン・シン(天心)、ウェン・シェンハオ(温昇豪)、ハー・ハオチェン(禾浩辰)、ヤン・ミンウェイ (楊銘威)らキャストが、チェス盤の上にばらばらに立ったもの。チェスの駒を置こうとする手はいったい誰のものなのか、背後の駒は派閥と勢力を象徴しているのか、視聴者の想像力をかき立てる。
また最新のティザー映像では、「飲酒運転でひき逃げ」、「未成年少女に対する性的暴行」、「脅迫を受ける加害者家族」など台湾で実際にあった事件がモチーフとされており、大きな議論を呼んでいる。プロデューサーのチェン・ホイリンは「シーズン2、3の脚本は、制作チームや自分たちの要求も相まって、より難易度が高くなりました。今回は被害者の心情だけでなく、加害者家族の苦境も描いており、事件の突破口がこれまでとは違うものになっていればと思います。恐ろしい場面の背景には涙や哀惜があるので、視聴者の皆さんにいろいろ考えてもらえたら」と期待をにじませた。
常に高圧的で感情を見せない方箏(ティエン・シン)と慎重で軽口を言わない趙立廷(ウェン・シェンハオ)というシーズン1のイメージとは異なり、新シーズンでは二人とも本音を吐露し、弱い面ものぞかせる。二人がどんなシーンを見せてくれるのか期待が高まる。
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また今シーズンから新たに登場するキャラクターにも注目したい。ティザー映像で「私はただのアシスタントなので、あまり期待しないでください」と個性的な自己紹介で存在感を見せるのは、方箏のパラリーガル姜智騫を演じるハー・ハオチェン。いつも法律関連について方箏に尋ねる姜智騫は、ドラマと視聴者により多くの法的知識と視点をもたらす役割も果たす。ハー・ハオチェンは、「少しマイペースでシニカルですが、力強い外見の下に親孝行で優しい顔を隠し持つキャラクターです。初の職業ドラマなので特にプレッシャーを感じてしまい、撮影が始まるまで眠れない日々が続きました。現場に行くまでつらかったですが、諦めずに私を信頼してくれた制作陣に心から感謝しています」と明かした。
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一方、ヤン・グイメイ(楊貴媚)が目に涙を浮かべながら、震える手でディノ・リー(李玉璽)の口にタオルを詰め込むシーンも印象的だ。「犯罪者にも立ち直るチャンスを与えるべきだなんて、事件と関係ない人間だからこそ言える綺麗事よ」という切ないセリフが胸を刺す。また、床に寝転んだレイ・チャン(張睿家)がヒステリックに笑うシーンに戦慄し、警察と対峙するシュウ・ジエカイ(修杰楷)が娘を守るために銃弾に倒れる姿が涙を誘う。長河法律事務所の主任弁護士を演じるペギー・ツェン(曾珮瑜)は、背中が大きく開いた大胆なランジェリー姿で魅了する。その他、優しい仮面を被った悪人を演じるチウ・カイウェイ(邱凱偉)、その妹役のアニー・チェン(陳庭妮)など、豪華キャストの登場に目が離せない。
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台湾社会の残酷な事件を描くリーガルドラマ「最佳利益2-決戰利益(原題)」、「最佳利益3-最終利益(原題)」は、4月29日夜9時よりMyVideoと台湾公共テレビ(公共電視/PTS)で先行配信・放送するほか、30日よりGTV八大戯劇テレビ(八大戯劇台/GTV)でも放送予定。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
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