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【インタビュー】「リミット・ラブ」チェン・イーハン(陳意涵)“ひとときの恋は花火のように儚いもの”

「リミット・ラブ~命短し恋せよオトメ!~」のDVDリリースを記念し、ジン・シアオユーを演じたチェン・イーハン(陳意涵)のインタビューが到着! 

本作で彼女は、難病による余命1年の宣告にも関わらず、納棺師の仕事をしながら毎日を明るく生きるヒロインを好演。死ぬ前に一度は恋をしてみたいとリウ・ハイクアン(劉海寬)扮するジアン・バイジューに猛アタックをする愛らしいキャラクターで視聴者を魅了した。

インタビューでは、リウ・ハイクアンとのキスシーンをはじめとするロマンスシーンや演じた納棺師の仕事についても明かした。


 チェン・イーハン
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― 「リミット・ラブ~命短し恋せよオトメ!~」に出演を決めた理由やきっかけを教えてください。また、オーディションで印象に残ったことはありますか。

ジン・シアオユー この物語がものすごく気に入ったからです。納棺師と不死身の男性とのラブストーリーに人生の真実が散りばめられていて、ドラマを通じて生きる意義についてのたくさんの気づきがあり、また、時間や命を貴ぶことが救いになると学びました。役については、ジン・シアオユーが私を選んでくれたように思います。ジン・シアオユーはパラレルワールドに住む私自身で、気持ちが通じあっているように感じたのです。オーディションでは緊張してしまって満足な演技ができなかったので、後からジン・シアオユーのエピソードを文章にまとめ、自分の中で掘り下げていく作業をしました。

― 最初に脚本を読んだとき、ストーリーのどんなところに魅力を感じましたか?

ジン・シアオユー ジン・シアオユーと師匠、それから親友や葬儀場で働く先輩たちとの関係が魅力的でした。脚本が教えてくれたのは、私たちはごく平凡な人間だけれど、この世にやってきた意義は必ずあるということ。だから世界を変えるつもりがあれば、わずかだとしても変えられるでしょうし、この世界や自分自身に何かを与えたり、残したりできるかもしれません。人生はかけがえのないものだから、存分に生き、後を濁さずに去るべきなのです。

― ジン・シアオユーの職業・納棺師の仕事について、この役を演じる前はご存じでしたか? 演じる前に特別な準備をしましたか?

ジン・シアオユー 以前、『おくりびと』という映画に深い感銘を受けましたが、ドラマを撮影する前は納棺師について何も知らず、単に勇気のいる仕事だなというイメージでした。この業界で働くには強いメンタルが必要で、すごいことだと思います。葬儀場に行って仕事を教わったのですが、死を目の前にして、怖れと畏敬の念に心を揺さぶられました。それから、ジン・シアオユーのモデルになった方にもお会いしました。初日に手袋をはめた手で直接私の手をとって仕事を教えてくださったのですが、最初は怖く感じましたが、落ち着いてくると、エンバーマー(遺体衛生保全を行う人)や納棺師はなんて偉大で尊いのだろうという思いが湧きました。故人をきちんとした姿でお見送りするためのお仕事なのに、周りの人が恐がったり避けたりするため、いろいろ理不尽なことに耐えなければならないのです。私が演じたジン・シアオユーや師匠もそうでした。ですが、撮影を通じて怖れは消え、私はただ畏敬の念だけを抱いています。ドラマがこの職業の意義への理解が深まるきっかけになれば嬉しいです。

― ジン・シアオユーは明るくて元気いっぱい、社交家で仕事熱心、しかもとても勇敢な女性です。自分がジン・シアオユーと似ていると思うところはありますか?

ジン・シアオユー 私はそこまでポジティブではないですが、ジン・シアオユーを演じたことで、自分が粗末にしている今日が、誰かにとって経験できなかった明日なのかもしれないと気づき、毎日を感謝の気持ちで心穏やかに過ごせるようになりました。似ているのは、絶対に諦めないところですね。

― ジン・シアオユーは原因不明の病気で余命1年を宣告されているにも関わらず、いつも前向きです。また、ジアン・バイジューは不老不死にも 関わらず、永遠の命を捨てて普通の人として生きたいと望んでいます。この2点については、どう思われますか?

ジン・シアオユー 生きているということは本当に楽しく幸せなことです。たとえ余命が1年でも楽しく生きたいし、やりたいことを全部やりきりたいです。上手く行かないときがあるかもしれない、投げ出したくなるときがあるかもしれない、でもしっかりと生きて悔いなく死を迎えようとこのドラマは語りかけているんです。ジアン・バイジューは不死身だけれど、人間らしい楽しみを感じたことはなく、救いと癒しを求めています。永遠の命があれば幸せな訳ではありません。

「リミット・ラブ」キスシーン
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

― ジン・シアオユーは余命が少ないからこそ恋愛を経験したいと思い、ジアン・バイジューは一生に一度しか恋をしたくないため、短い恋愛に深入りしたくないと思っていました。この2人の恋愛観について、どう思いますか?

ジン・シアオユー ひとときの恋は情熱的ですが花火のように儚いもの。美しい記憶として残ればそれでよいのです。すべての人が永遠を手にできるわけではないのですから、2人の考えは間違っていないと思います。ジン・シアオユーは恋愛を、やることリストの1つでクリアすべき目標みたいに捉えているんです。恋愛経験ゼロの人にはありがちですよね。けど私はいつも、何事にも最善の結果が用意されていると信じています。

― ジン・シアオユーはジアン・バイジューと医科大学教授の2人から思いを寄せられる役です。もしご自身だったら嬉しい体験だと思いますか?嫉妬深い男性についてはどう思いますか?

ジン・シアオユー 最高ですね。ついに思いを寄せられる役を演じられてハッピーです。私はどんな感情も受け止められるタイプなんです。完璧な人はいませんからね。

― ジン・シアオユーとジアン・バイジューのロマンスで特に印象に残っているシーンや胸がときめいたセリフはありますか?

ジン・シアオユー 私はジン・シアオユーがジアン・バイジューの発作に気づいた後、白いカーテンが落ちてきて、その中で見つめ合うシーンがすごく好きなんです。月の光に包まれ、何か運命的なものを感じました。2人はお互いの救世主なんですよね。

― ジン・シアオユーとジアン・バイジューのキスシーンの中で、いちばん印象に残っているのはどのシーンですか。撮影時のエピソードなどあれば教えてください。

ジン・シアオユー 台本が上手く書けていて、キスシーンはどれもすごく自然でした。皆プロらしくきっちり撮影をこなしたと思います。

― リウ・ハイクアンさんとの共演はいかがでしたか?

ジン・シアオユー 仕事仲間として、一生懸命に力を合わせてこの作品の撮影に取り組めたと思います。

― 撮影のときのハプニングや忘れられない出来事があれば教えてください。また、今後どのようなジャンル・役柄に挑戦してみたいですか?

ジン・シアオユー このドラマの撮影で、スクーターの運転と縫合ができるようになりました。今後は時代劇、学園ドラマ、中華民国を舞台にした歴史ドラマ、タイムスリップをテーマにした作品に挑戦してみたいです。

― これまで仕事や旅行などで日本に来たことはありますか?もしあれば、感想を教えてください。

ジン・シアオユー 日本の音楽もマンガやアニメも大好きです。機会があれば日本の花火を見に行きたいですね。

― 日本のファンには特にどんなところを見てほしいですか?また、最後に、日本のファンにひと言、メッセージをお願いします。

ジン・シアオユー 響き合う生命のハーモニーを見てほしいです。皆様が「リミット・ラブ〜命短し恋せよオトメ!」を気に入ってくださいますように!

「リミット・ラブ~命短し恋せよオトメ!~」


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©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

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