Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

【最新映画in台湾】ファンタジー・ラブミステリー「時をかける愛」が劇場版に! メインビジュアル&ティザー解禁

ニュース提供元:車庫娯楽、三鳳製作

 「時をかける愛」映画版ビジュアル 

アジアを席巻した神ドラマ「時をかける愛(原題:想見你)」の続編が、劇場版としてカムバックする。12月15日、メインビジュアルとティザー映像「李子維」編が公開された。

アリス・クー(柯佳嬿)、グレッグ・ハン(許光漢)、パトリック・シー(施柏宇)が並ぶメインビジュアルからは、社会に出て成長した彼らの関係の変化が感じられる。八三夭の主題歌「想見你想見你想見你」 がドラマの記憶を呼び起こし、サウンドトラックだけでも目頭を熱くさせるティザー映像。さらに、アリス・クーを愛に満ちた眼差しで見つめるグレッグ・ハンの「無限に交錯する時空で、俺はいつも君に恋をする」という印象的なセリフも胸を震わせる。

「時をかける愛」映画版の場面写真
車庫娯楽、三鳳製作

プロデューサーのマー・イーティン(麻怡婷)、監督のホアン・ティエンレン(黃天仁)ら製作陣も続投。さらに『悲しみより、もっと悲しい物語』の監督ギャビン・リン(林孝謙)と脚本家のエルメス・ルー(呂安弦)も加わり、時空を超えた愛のその後の物語を再び紡ぎ出す。

今回の映画化について、プロデューサーのマー・イーティンは「劇場版は、ドラマのその後から始まります。主人公3人の気持ちの葛藤やドラマ版の謎解きの要素を残しつつ、視聴者が一番救いを求めた登場人物も戻ってきます」と明かした。一方、監督のホアン・ティエンレンは「これはファンの夢でもあったドラマの続編であると同時に、新たな物語の始まりでもあります。新旧の物語が交錯しつつも、ドラマ版を見たことがない人にもご覧いただける、笑いあり涙ありの心に響く作品です」と胸を張った。

「時をかける愛」キャスト3人の写真
車庫娯楽、三鳳製作

劇場版「時をかける愛」の始まりは2009年。28歲の李子維(グレッグ・ハン)は、ドリンクショップで17歳の黃雨萱(アリス・クー)に出会う。初対面ながら、まるで昔からの知り合いのような既視感を感じた二人は、次第に距離を縮め、過ぎゆく季節を共に過ごす。2010 年の大晦日、年越しをする約束を交わすが、その瞬間が二人の新たな人生を築く出発点となり……。時は流れ2017年、黃雨萱のキャリアが転機を迎える。しかしその決断が、自分の未来を変えるだけでなく、李子維、莫俊傑(パトリック・シー)、そしてまだ見も知らぬ関係の陳韻如にも影響を与えることになるのだった。

2019年の再生回数はエンタメ部門首位をマーク。台湾のGoogle検索で2位、韓国のポータルサイトでも話題となり、オンラインデータベース「IMDb」で8.7の高評価を獲得するなど、アジア中で社会現象を巻き起こした「時をかける愛」は、劇場版でさらなる輪廻を重ね、新たな章の始まりとなるのか? 

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP