最新中国ドラマ|チャン・ルオユン主演「顯微鏡下的大明(原題)」データ分析/解説が発表に
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「张若昀《显微镜下的大明》具备品质向发展潜力|待播剧数据先鉴」
中国での市場分析を展開する影視観察(datawin)は、放送待機中のお勧め作品として、「顯微鏡下的大明(原題)」のデータ分析と解説などを発表した。
「顯微鏡下的大明」は、数字にめっぽう強い主人公の帥嘉謨が、徽州で長年行われていた不正な税収政策に気が付き、間違いを改めようとする過程で、長年利益を得ていた相手方と対峙し、大勝負を展開することになっていく物語。
原作は「長安24時」の原作者でも知られる中国の人気作家・マー・ボーヨン(馬伯庸)の同名歴史ドキュメンタリー小説で、本作でマー・ボーヨンは初の脚本を手掛けていることでも話題になっている。
注目のキャスト陣は、数字オタクな主人公の帥嘉謨をチャン・ルオユン(張若昀)、脇を固めるのは、「北京女子図鑑」「鬼谷子-聖なる謀(はかりごと)」のチー・ウェイ(戚薇)、「慶余年~麒麟児、現る~」のワン・ヤン(王陽)とウー・ガン(呉剛)、俳優、歌手、司会など多方面で活躍するフェイ・チーミン(費啓鳴)、俳優、監督としても知られるガオ・ヤーリン(高亜麟)など、多才な顔ぶれが揃っている。
全体の作品評価の数値は、キャスト・演出他、おおよそ均等な割合となっている。マー・ボーヨン原作のヒットドラマを手掛けてきた留白影視の制作にも期待が寄せられているようだ。また原作者が脚本を手掛けるということで、オリジナリティの保持という点にも評価が集まっている。
キャストの注目度に関しては、主演のチャン・ルオユンの数値が圧倒的に高く、次いで数値が高かったのはチー・ウェイ、ウー・ガン、ワン・ヤンという結果になっている。デキる人物像、カッコいいキャラを演じるイメージが強かったチャン・ルオユンが、地味でオタク度高めなキャラクターに扮するのも、このドラマの見どころの一つとなりそうだ。
視聴者の性別分布は女性が高めではあるが、男性視聴者も同等の高い数値に。話題性のある俳優の起用に加え、重厚感のある歴史的題材という点から、若い世代にも興味関心が持たれているとの分析もあげられている。
翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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