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【最新ドラマin台湾】金鐘奨16部門のノミネート発表! 最多ノミネートは時代ドラマ「茶金 ゴールドリーフ」

ニュース提供元:台湾公共テレビ(公視/PTS)

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第57回テレビ・ゴールデン・ベル・アワード(電視金鐘奨/GBA)のノミネート作品が、9月7日発表された。台湾エミー賞とも呼ばれる権威ある賞で今年度最多ノミネートを果たしたのは、公視の時代ドラマ「茶金 ゴールドリーフ」。長編ドラマ賞、ドラマ監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、編集賞など16部門に選ばれた。続いて「おんなの幸せマニュアル2 俗女養成記2」が15部門、「斯卡羅(原題)」と「縁起良き時」が13部門にノミネートされている。

グオ・ズーチエン(郭子乾)とウェン・シェンハオ(温昇豪)は共に「茶金 ゴールドリーフ」で主演男優賞にノミネートされ、共演者同士での競い合いとなる。初主演した連続ドラマで高い評価を受けたグオ・ズーチエンは、「今年はライバル作品が多かったので、ノミネートされるとは思いもよりませんでした」と喜びを表した。ウェン・シェンハオは「グオさん、シーリンと一緒に演技賞にノミネートされて嬉しいです。誰が受賞しても光栄です」と答えた。「茶金 ゴールドリーフ」ではほかに助演男優賞にシュエ・シーリン(薛仕凌)、助演女優賞にソフィア・リー(李杏)がノミネートされている。制作チームは、ヒロインのリエン・ユーハン(連兪涵)が選ばれなかったのは残念としながらも、審査員の評価に感謝を示した。


「斯卡羅」で助演男優賞にノミネートされたウー・カンレン(呉慷仁)は、「10数年前から待ち望んでいたことの成果をやっと見ることができました。今年の台湾ドラマは素晴らしいスタートを切ったので、良い兆しとなることを願っています。台湾にはいい役者にたくさんいるので、あと少しの勇気と資金さえあれば、良い作品を作ることができます。ツァオ・ルイユエン(曹瑞原)監督が監督賞と脚本賞にノミネートされなかったのは残念ですが、監督のこれまで苦労に感謝しています」と述べた。また、「シャオ・ユーウェイ(邵雨薇)の努力を知っているので、彼女がノミネートされたことも嬉しいです。俳優にとって、審査員が目にするドラマに出会えるかどうかは時の運です」と、初ノミネートされた恋人のシャオ・ユーウェイについても言及した。

「おんなの幸せマニュアル2 俗女養成記2」と「四樓的天堂」の2作品で主演女優賞にノミネートされたシエ・インシュエン(謝盈萱)は、「二つの作品はどちらも女性の視点があります。深く温かい視点を通して出演俳優全員を愛してくれた3人の監督、また私たちの努力を認めてくださった審査員の皆さん、力強い演技力で私を新たな場所に導いてくれた相手役のアンソニー・ウォン(黄秋生)さんとラン・ウェイホア(藍葦華)さんに心から感謝します」と喜びを述べた。

「おんなの幸せマニュアル2 俗女養成記2」©2019 CTS, Chinese Television System

そのほか、「斯卡羅」のCamake Valaule(査馬克・法拉屋楽)、「降河洄游(原題)」のウー・ポンフォン(呉朋奉)、「茶金 ゴールドリーフ」「火の神の涙」の特殊効果を務めたチェン・ミンゾー(陳銘澤)ら他界した俳優・制作人も、それぞれ長編ドラマ主演男優賞、短編ドラマ主演男優賞、ビジュアル特殊効果賞などにノミネートされている。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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