【インタビュー】「二択の初恋」主演ジャン・リンホー(張凌赫)“大切な時間を過ごせる人と出会えますように!”
「二択の初恋」のDVDリリースを記念し、主演のジャン・リンホー(張凌赫)さんのインタビューが到着! 「探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~」でデビュー&主演というラッキーなスタートを切るや、売れっ子となったジャン・リンホー。そんな彼が、本作への役作りや想い、撮影秘話などを明かした。
― 最初に脚本を読んだ時、どんなところに魅力を感じましたか? 撮影前にどんな準備をしましたか?
ジャン・リンホーさん(以下、ジャン・リンホー) まずジアン・ハオユエは足に障害を負っている学生というのが、普通の学園ドラマにあるただの優等生という設定とは違うところで、挑戦しがいがあると思いました。撮影前は原作小説を読みました。それが脚本に書かれた感情の流れを整理するのに役立ちました。
― 演じたジアン・ハオユエは苦難に遭った王子というべきキャラで、体に負った障害は彼の心身において癒えない傷となっています。そんな役を演じるにあたって、どんな役作りをしましたか?
ジャン・リンホー ジアン・ハオユエは他人に対して警戒心が強いという点については、意識して演じました。例えば彼はルー・ミアオにしか気を許していないので、シー・チョーと知り合ったばかりの頃は彼が敵意を持っていると思ってまともに相手にしないなどです。
― ジアン・ハオユエはクールな優等生で、レン・シーハオさん演じるシー・チョーは熱血で中二病っぽい少年です。自分はどちらのほうのキャラに似ていると思いますか? この2人のどんなところに共感しますか?
ジャン・リンホー どちらも僕には似ていないと思います(笑)。ジアン・ハオユエは自尊心の強い優等生で、クールで警戒心が強く、何事にも一途なタイプです。実生活ではこういう人はあまりいないんじゃないでしょうか。でも、シー・チョーはよく見るタイプの学生ですね。おおらかで明るい性格で、どんなことも気にせず、自分の好きに振る舞うタイプです。
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
― ジアン・ハオユエとルー・ミアオは兄妹のように育ち、互いに想い合って努力していきます。ご自身ではそんな2人のラブストーリーについてどう思いますか?また、彼のルー・ミアオに対する優しい気遣いと包容力には深く感動しましたが、どんなシーンに心を動かされましたか?
ジャン・リンホー お互いがお互いに密かに恋している感じですよね。その気持ちには曖昧な部分も多くて、相手に近づきたいけれど近づく勇気がない。そんなふうに学生時代に自分を一生ドキドキさせてくれる人に出会えるなんて貴重な体験だと思います。また、僕は情緒的なシーンよりもどちらかといえば2人の日常生活のシーンのほうが心に響きました。例えば、ジアン・ハオユエがルー・ミアオの勉強を見てあげて、2人一緒に努力するところなどです。このように互いにより良い自分に変わっていくのは素晴らしいことだと思います。
― 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
ジャン・リンホー 撮影現場は楽しかったです。学園ドラマということでキャストはみんな若い俳優ばかりだったので、一緒に遊んだりもしていました。ルー・ミアオ(ドン・エンシー扮)はダイエットをする必要があって食べる量を減らしていたのですが、我慢できなくて隠れておやつを食べていたのを覚えています。
― ドン・エンシーさんと共演した感想はいかがでしたか?
ジャン・リンホー 初対面の印象は可愛らくしくて、ルー・ミアオ役にぴったりだと思いました。ルー・ミアオはまさに彼女のようなキャラだからです。彼女はルー・ミアオとジアン・ハオユエの人物像についての考察もシェアしてくれたりして、一緒にお芝居するのが楽しかったです。そして、非常に真面目に演技に取り組む人ですね。まだ若いのに演技に対してとても真剣で、心に強く訴える彼女のお芝居に僕も心を動かされました。
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― 本作の見逃せないところ、 日本の視聴者に注目してもらいたい見どころはどこですか?
ジャン・リンホー 見逃せないところは、ルー・ミアオが病気になり、ジアン・ハオユエが彼女をおんぶして病院に行こうとする雨のシーンです。外は大雨が降っていて、足が悪い僕は彼女を背負ったまま道に倒れてしまいます。その時は無力感に惨めさも加わって、辛い気持ちでした。ぜひ注目してもらいたいシーンです。
― 日本では本作が「探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~」「ラブ・クロスド~魔法が解けた王子様~」に続いてリリースされるあなたの3作目の作品となりますが、それについてはどんなお気持ちですか?今後はどんなジャンルの作品や役柄に挑戦してみたいですか?
ジャン・リンホー このように自分が出演しているドラマが海外でも観てもらえるのは非常に光栄です。今後も努力を続けて、より多くより良いキャラクターを演じていきたいと思います。将来チャレンジしてみたいテーマはたくさんあります。例えば、SF、サスペンスなど僕が普段から観ているジャンルです。ちなみに今年、僕が一番期待している作品は「三体」です。
※「三体」:原作は日本でも早川書房から翻訳出版され人気を集めている劉慈欣によるSF小説。中国で今年、ドラマ版がテンセントで配信される予定。
― 最後に日本のみなさんにメッセージをお願いします。
ジャン・リンホー 日本の皆さんにもぜひ「二択の初恋」を応援していただけたら嬉しいです。みなさんも人生の中で大切な時間を過ごせる人と出会えますように!
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