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【最新ドラマin台湾】新ドラマ「正義的算法(原題)」主演のチェン・ボーリンとパフ・クオ、リアリティートーク番組に出演、ボーリン「自分は空気と見なされていた」?

ニュース提供元:PTS台湾公共テレビ(公視)

7月17日、台湾で放送されたリアリティートーク番組「36題愛上你(原題)」(仮訳:恋に落ちる36の質問)に、ドラマ「正義的算法(原題)」(仮訳:正義の法則)のチェン・ボーリン(陳柏霖)とパフ・クオ(郭雪芙)が出演した。

「36題愛上你(原題)」集合写真

司会者の一人アーロン(炎亜綸)と共にスターのオーラを放つボーリンは、最近リアリティー番組での試練を経験したばかり。撮影現場では空気のように扱われることが多いとこぼし、ボーリンと同様にリアリティー番組に出演経験のあるアーロンと異口同音に「大変でした」と叫んだ。

チェン・ボーリンが久しぶりにテレビ出演したのは「極島森林(原題)」。パフ・クオやかつての相棒グイ・ルンメイ(桂綸鎂)と共に、野外でキャンプをするという企画だ。司会者のサンディ・ウー(呉姍儒)も「『藍色夏恋』のシンプルで学生らしい感じを思い出しますね」と言うくらい爽やかなイメージが強いボーリンだが、現場では「これはどうすればいい?」「どっちに行く?」と助けを求めても、周囲に相手にされないこともよくあったという。話を聞いたサンディはおもむろにカメラマンに扮し、無表情のまま手の動きで撮影続行の動作をするなど現場を再現してみせ、ボーリンを大笑いさせた。

チェン・ボーリン(陳柏霖)、パフ・クオ(郭雪芙)

「極島森林」では各自割り振られた任務を遂行する。サンディから「リウ・グアンティン(劉冠廷)と会うまで、自分の任務に全部失敗していましたね」と言われると、ボーリンは顔を覆って苦笑。与えられた任務は難しく、ボーリンが順調でないのは明らかだった。サンディは「これ、放送していいって承諾したんですか? だってボーリンが間抜けに見えるから」と思わず質問。するとボーリンは、撮影前に下調べをしなかったらどうなるか現場で見たかったため「あえて準備しなかった」と説明しつつ、最終的には「準備は必要だとわかりました」と結論づけた。

チェン・ボーリン(陳柏霖)

一方、アーロンも「來吧!營業中(原題)」に出演し、時にテーブルクロスのような細々したものまで探さなければならないなど、同じようにリアリティー番組の「被害者」となった一人。スタッフはいつも腕を組み微笑むだけで助けてくれないため、「周りの人が冷たいと感じてしまいました」と言うアーロンに、ボーリンは「僕も番組を見ましたけど、本当にお疲れさまでした」と労った。

パフとボーリンが共演するリーガル・ライトコメディ「正義的算法」で、二人はこれまでとは全く異なるタイプを演じた。ボーリンが演じるのは偉そうなイケメン弁護士の劉浪。裁判に勝つためなら手段を選ばない役どころのため、サンディ曰く「友達になりたくないくらい」、世間では「大仁哥(※)が悪い人になった」と言われている。しかしボーリン本人は「劉浪役を通して、いろいろ発散することができました」とし、また法廷シーンは短期間にまとめて撮影したため「毎日違う訴訟問題の裁判をしていました」と話した。
※「イタズラな恋愛白書 〜In Time With You〜」でチェン・ボーリンが演じた李大仁の愛称。「理想の彼氏像」と名高い

チェン・ボーリン(陳柏霖)

司会者の一人ジェシー・タン(唐綺陽)は、パフが演じた「正義的算法」の林小顔が「華燈初上 -夜を生きる女たち-」のAiko役の気配を微塵も感じさせなかったことを絶賛。パフは「華燈初上 -夜を生きる女たち-」の撮影時に触れ、ホステスの役割を理解するために数人のキャストと小さな個室で時々飲んでいたことを明かした。とはいえ、ドラマの雰囲気に溶け込むのが主な目的のため、「ちびちび飲んでいた程度です。飲み過ぎると撮影できなくなるのが心配でした」と、酒量は多くなかったことを付け加えた。

パフ・クオ(郭雪芙)

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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