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【最新エンタメin台湾】台湾の大手事務所CATWALK(凱渥)が仕事始め、世界各地から所属タレントも新年の挨拶

ニュース提供元:CATWALK(凱渥)

CATWALK(凱渥)およびSeedMusic(種子音楽)が旧暦1月6日(2月6日)、慣例どおり仕事始めの伝統セレモニーを開催した。台北のCATWALK本社には、イーライ・シエ (謝震廷)、ホン・シアオレイ(洪曉蕾)、キャンディ・ワン(王心恬)、ジョジー・ルー(路嘉欣)、フレデリック・リー(李銘忠)、ジョスリン・ライ(賴郁庭)、パン・シンユー(潘星妤)ら同社所属の芸能人・モデルが駆けつけ、商売繁盛と事業の発展を祈った。

顔色もよく溌剌とした様子のシアオレイは、旧正月中、台湾南部の太陽を浴びて過ごしたという。リン・チーリン(林志玲)が子どもを授かったことについて尋ねられると「チーリン、出産おめでとう。人生がより素晴らしいものになった」とお祝いの言葉を贈った。美脚で知られるキャンディも、魅力が増し見応え十分だ。




上:ホン・シアオレイ(洪曉蕾)さん 下:キャンディ・ワン(王心恬)さん

新型コロナウイルス感染症拡大の影響の下、例年と異なるのは、オフラインで式を進行すると同時に、オンラインともリンクさせたこと。リアルとバーチャルを融合させることで地理的な壁を取り払い、世界各地にいる所属タレントや仲間が共に仕事始めの喜びを共有した。

シンガポールからファン・ウォン(范文芳)、台北撮影中のリー・ミンシュン (李銘順)、東京から日本ドラマの撮影を終えたばかりの福地祐介など、大スクリーンに映し出されたビデオ通話画面は、まるで小さな国際村のような様相を呈した。

そのほか、俳優のカイザー・チュアン(荘凱勛)とモデルのリアオ・イーアン(廖逸安)夫婦、寅年に出産予定のジャオ・モンズー(趙孟姿)、台湾で活躍中の日本人モデル鈴木有樹と妻のケリー・リャオ(廖奕琁)、日本人女優の大久保麻梨子、「全明星運動會3」紅組のワン・ティンユン(王庭勻)やZack(范姜彥豐)など、オンラインでの仕事始めを選択した台湾組を合わせ、およそ100人が参加した。


オンラインで挨拶する大久保麻梨子さん

福地祐介さんが出演するドラマ「本を贈る」

ファン・ウォンは、CATWALKシンガポールでもビジネスパートナーと儀式を行い、ビデオ通話を通してその様子を共有。途中、隣にいた獅子舞が突然彼女にぶつかってきたが、実はその獅子舞は息子のゼッドだったというサプライズに、拍手と笑いが起こった。

福地祐介は「2年続けて仕事始めを台湾で迎えられなかったが、皆さんと動画を通じて分かち合えたことに感謝している」と東京から挨拶を述べた。その後、同社グループのウー・フォン(呉鋒)董事長からお年玉が配られ、モニターには旧正月や年越しの映像が映し出されるなど、現場はおめでたい雰囲気に包まれた。

また、メディアに対しては「オンラインインタビューの間」を設け、ビデオ通話を通して内外の所属タレントが新年の抱負や期待を語った。それぞれが旧正月中、スタイルを維持するための秘訣や運動法などをシェアする中、グルメとして知られるシアオレイは、コロナを見据えた自身のeコマース「蕾味」から新商品を発売したことを発表。一方、パトリック・リー(李沛旭)が気前よく大胸筋を披露すると、若手のマイク・リン(林輝瑝)も負けじと鍛錬の成果を見せつけ取材陣を笑わせた。






上:パトリック・リー(李沛旭)さん 中央:マイク・リン(林輝瑝)さん 下:福地祐介さん

今年は例年と異なりオンラインを駆使してのセレモニーとなったが、これも2021年末に開催されたオンライン・ファッションショー「ONZONE」に引き続き、デジタル時代への移行にあたり、モデルやタレントの多角的な発展を支援するもの。

董事長は「従来のビジネスに加え、デジタルトランスフォーメーションでも多くの成果を上げている。今後タレントやモデルと共に、より良い展開を目指していく」と自信をのぞかせた。寅年の飛躍を祈り、現場とオンラインで繋がる全員が「2022年CATWALKの新たな発展」と声を揃えた言葉を締めとしてセレモニーの幕を閉じた。


翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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