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台湾映画の"いま"『猫とハエ』『ロブスターキッド』『弱くて強い女たち』上映  短編映画に新鮮な驚き!

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターとアジアンパラダイス共催による台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の”いま”」。(今年も開催はオンラインで実施)

新作と未公開作品で台湾映画の「精鋭と新鋭の挑戦」を伝えていく今年の第6回は、9月25日に開催。『猫とハエ(原題:貓與蒼蠅)』『ロブスターキッド(原題:龍蝦小孩)』『弱くて強い女たち(原題:孤味)』の短編3作が上映された。

日本ではなかなか見る機会のない短編映画だが、台湾の映画祭では新人監督の登竜門でもある為チケットは即完となる人気ジャンルだそう。

  
『猫とハエ』Ⓒ百景映畫 『ロブスターキッド』ⒸActivator Co., Ltd  『弱くて強い女たち』ⒸActivator Co., Ltd


今回上映された3作品は、新人監督による高雄、台南、台北、台東を舞台に人々の暮らしと心模様を描いた作品たち。

参加者からは「『ロブスターキッド』は、ユーモアとアクションを短い時間でちりばめ監督の才能を感じた」「お祖母さんに焦点を当てた『弱くて強い女たち』短編もとても良かった」「いずれも作家性を強く感じる作品で興味深かった。『猫とハエ』は特に俳優が演じているとは思えないリアリティを感じた」「長編に負けない見応えがあり、どれも台湾の社会情勢や生活が感じられ大変興味深かった」「若手監督の登龍門と言うだけあっていずれの作品もクオリティが高く、有名無名問わず配役の素晴らしさにも意気込みを感じた」といった感想が寄せられた。

上映後のトークテーマは、作品解説とこの秋の映画祭情報について。さらに、『猫とハエ』の曹仕翰(ツァオ・シーハン)監督、『ロブスターキッド』『弱くて強い女たち』許承傑(シュー・チェンジエ)監督からのムービーメッセージが公開された。

曹仕翰(ツァオ・シーハン)監督メッセージ

「『猫とハエ』は漁港の外国人労働者と知的障害の女性の話です。結末はあまりはっきり描かず、皆さんに想像してもらうようにしているのは、明らかにしないことによって人間の本当の姿が見えるのではないかと思い、このような形にしました。」

許承傑(シュー・チェンジエ)監督メッセージ

「『ロブスターキッド』と『弱くて強い女たち』は、どちらも私が好きなものをテーマにした短編です。ひとつは少しアクションのある冒険もの、もうひとつは家庭を描いたたもの。この二作を通して、人と人との感情や暖かさを感じてもらえるとうれしいです」


アフタートークのみ、10月31日までアーカイブ配信中。誰でも視聴することができる。
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=39b2b26bb54a5a19d137adafeca119ac

台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の”いま”」、次回は10月23日(土)開催。上映作品は、次回は10月23日(土)、ゾンビに襲われる国会を背景に、荒唐無稽ながら政治と 社会問題の核心を突く作品『家へ帰ろう〜国会大脱出(原題:逃出立法院)』。アフタートークのテーマは「作品解説と台北電影賞について」。

申し込みは10月6日(水)11時から台湾文化センターのHPより。人気イベントのため、お申し込みはお早めに!


2021台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"~精鋭と新鋭の挑戦」

開催日程:2021年4月〜10月(7回)
開催形式:配信プラットフォームによるオンライン
参加:無料。事前申し込み制。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社
イベント形式:映画の上映とトーク

◆今年の上映作品

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