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【最新ドラマin台湾】ホウ・シャオシェン監修「良辰吉時」、リー・カンションが30年ぶりにドラマ出演

ニュース提供元:CATCHPLAY

国際的に活躍する名監督ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監修の下、『台北暮色』(原題:強尼・凱克)で金馬奨ノミネートのホアン・シー(黃熙)が監督、金馬奨最優秀主演男優賞歴のあるリー・カンション(李康生)が主演を務める台湾ドラマ「良辰吉時(原題)」(仮訳:縁起のいい日/Twisted Strings)が制作される。

「良辰吉時」は、台湾ドラマでは珍しいブラックコメディ・サスペンス。8月27日に公開されたティーザーポスターの、絹糸で操られた猿の人形の冷ややかな表情や奇妙な動きが目を引く。

監督のホアン・シーは、「皆が何かをする際、いつも『良辰吉時』だといい。しかし、その良きタイミングは誰が操っているのか。操る人は、さまざまな姿で日常に現れ、行きずりの人を演じているのか。視聴者がブラックユーモアを通して、さまざまな人生を体験してもらえたら」と話した。

主演のカンションは「30年以上台湾ドラマに出演してこなかったが、『良辰吉時』の脚本がユーモアとオリジナリティーにあふれ、役の設定もこれまでになかったものなので面白いと思った」とオファーを受けた理由を明かした。

「良辰吉時」は、CATCHPLAYグループの影響原創、台湾百聿數碼創意、シンガポールのニューメディアMediacorpが共同制作するもので、2022年春にCATCHPLAY+、HBOチャンネル、HBO GOおよびワーナーメディアの各サイトで共同配信、おってシンガポールのMediacorp meWATCHで配信されることが発表された。

アジア太平洋地区のコンテンツを配信、制作するエンターテインメント・テクノロジーグループCATCHPLAYの楊麗貞執行長は「昨年、TAICCA(台湾の文化・クリエイティブ産業の発展を図る行政法人)と共同出資した影響原創を設立した後、新型コロナウイルスの感染拡大の中でプロジェクトに取り組んできた。『第三佈局 塵沙惑(原題)』と『おんなの幸せマニュアル 俗女養成記2』が高い評価を受け、百聿數碼創意とシンガポール新メディアの協力の下、『良辰吉時』をリリースできることを光栄に思う。また、ワーナーメディアとの協力で、台湾ドラマを国際的な舞台でさらに発展させることができて嬉しい」と話した。

ワーナーメディアの台湾・香港・東南アジアを統括する楊月霞エンターテインメント・コンテンツ事業長は、「私たちはこれまで10本の台湾オリジナル作品をリリースしたが、『良辰吉時』は台湾初のアンソロジー・ドラマになる。『悪との距離』(原題:我們與惡的距離)と『第三佈局 塵沙惑』の成功と大きな反響に続いて、またCATCHPLAYや素晴らしい俳優と協力できることを嬉しく思う」と話した。


翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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