【最新エンタメin台湾】『猟奇的な彼女』、華語リメイク版の製作決定! 「流星花園」アンジー・チャイが華語リメイク権を取得
ニュース提供元:三禾行銷
韓国映画『猟奇的な彼女』が今年で満20年を迎える。くしくも、アジアで一大センセーションを巻き起こし、F4という不動のアイドルを世に送り出した「流星花園~花より男子~」も今年で20周年。
「流星花園」をはじめとするアイドルドラマの母であり、ビッグスター製造機ともいわれるスターリッツ(群星瑞智)の創始者・アンジー・チャイ(柴智屏)が、このたび『猟奇的な彼女』華語リメイクの権利を取得し、韓国と共同制作に乗り出すことがわかった。
『猟奇的な彼女』の公開前、映画館で予告映像を見たアンジーは、大ヒット間違いなしと確信し、すぐに華語リメイクの権利取得の問い合わせをしたが、すでにハリウッドの大手に買われた後だったという。それから20年、本作の原案者で脚本家の崔錫珉 の手に著作権が返り、グローバル華語版の制作指揮はアンジーに任されることに。
リメイクにはドラマや映画製作が含まれており、ドラマシリーズは来年の旧正月後にクランクインの予定だ。ストーリーは、新しいエピソードを盛り込むだけでなく、みんなの印象に残るチョン・ジヒョンとチャ・テヒョンのラブストーリーは残すという。
8月12日に行われた記者会見では、共同製作に携わるライブ配信プラットフォーム「浪LIVE」の董事長(取締役会長に相当)とHIMインターナショナル・ミュージック(華研国際音楽)の中華圏総裁が、「猟奇的な彼女を探せ(尋找野蠻女友)」と銘打った選抜オーディションを始動することを宣言。
会見にはアンジーのほか、歌手で音楽プロデューサーのマーカス・チャン(張立昂)、選抜オーディションの「猟奇的大使」を務めるトゥアン・ジュンハオ(段鈞豪)とケント・ツァイ(蔡凡熙)も登壇した。
マーカスは今回、選抜オーディションおよびドラマのプロデューサーに初挑戦する。かつて「将来はアンジーさんのような全方位のプロデューサーになりたい」と話していたマーカスだが、オファーを引き受けるにあたり「これまでは俳優として、脚本が完成した後の制作に数多く携わってきた。今挑戦したいのは、制作のスタートから携わり、創作を学ぶ機会と経験を得ること」と意欲を見せた。また自身の出演については、エンドロールの特典映像という形で参加することを明かした。新世代の「猟奇的な心構え」の定義について聞かれると、マーカスは「恐れなき騎士道精神」、ジュンハオとケントはそれぞれ「ポジティブな爆発力を発揮する反骨精神」、「何事にも負けない姉御肌の心意気」と胸中の猟奇的定義を答えた。
3人は当日、先陣を切って浪LIVEの専属アカウントを作り、将来的にはオーディションに入選した参加者と一緒にライブ配信する機会を設けるという。記者会見の場で、マーカスが浪LIVEのライブ配信を行うと、30分足らずで234万を超える浪花幣(浪LIVE内の仮想通貨。23万台湾ドルに相当)を受け取り、多くのファンを呼び込む人気の高さを見せつけた。
選抜オーディション「猟奇的な彼女を探せ」は、初期選抜、二次選抜、決勝選抜の3段階に分けられ、参加者には、次の段階に進むための試練が与えられる。入選者は『猟奇的な彼女』華語リメイク版に出演する機会が得られる。応募受付は浪LIVEで8月23日から開始予定。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。
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