台湾映画の"いま"『インディーズ魂〜角頭音樂の20年』上映 映画からインディーズ音楽の魅力が伝わった!
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターとアジアンパラダイス共催による台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の”いま”」。(今年も開催はオンラインで実施)
新作と未公開作品で台湾映画の「精鋭と新鋭の挑戦」を伝えていく第二回は5月22日に開催。台湾最大のインディーズ音楽レーベル角頭音樂の20年の歴史を綴ったドキュメンタリー映画『インディーズ魂〜角頭音樂の20年(原題:我不流行二十年)』が上映された。
音楽ファンにとっては懐かしい貴重な映像を堪能でき、インディーズ音楽に関心が無かった方も台湾の音楽に興味を持つきっかけとなったようで、イベントの参加者からは「台湾音楽史と台湾音楽業界の裏側に引きこまれた」「華やかな音楽業界の裏での主人公の苦労と苦悩はドラマチック」などの感想が寄せられた。
また本作が描くもう1つのテーマ、角頭音樂の張四十三(チャン・スーシーサン)におとずれる“中年の危機”。音楽業界を描く面白さだけでなく、人生の転換期を迎えた人間が抱える悩みも、参加者の共感を呼んだようだ。
アフタートークでの作品解説は、台湾のインディーズ音楽についての解説。また、龍男.以撒克.凡亞思(ロンナン・イサク・ファンガス)監督からのムービーメッセージも上映された。そして、これまでのインディーズ音楽と映画の関わりを具体的な作品の紹介が行われた。
☆龍男.以撒克.凡亞思監督メッセージの内容
「今回この映画が上映されることになり、うれしいです。
皆さんはもしかしたら角頭音樂や台湾の音楽についてあまりご存じないかも知れません。
また若い方には中年の危機というものがわからないかも知れません。
でも ご両親やご家族が経験するかも知れないことです。若い人もその年になったら経験するかも知れません。
困難や挫折に直面した時どうやって乗り越えるのか、この映画では例えば友達が一緒になって考える事の大切さなどを描いています。
角頭音樂を売るかどうか 台湾音楽の未来がどうなるのか、この映画を見た皆さんが人生の中で台湾音楽の素晴らしさとともに困難をどうやって突破していくかを、感じてもらえれることを祈ります。」
※アフタートークは10月31日までアーカイブ配信中。
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=b420119c102cf566ea9365dfa1608829
次回は6月19日(土)、2020年の興行成績3位のヒット青春ラブストーリー『『逆走♡ONE WAY LOVE(原題:可不可以,你也剛好喜歡我)』を上映、申込みは6月7日(月)より開始。トークは作品解説と青春ラブストーリーの系譜について。即満員続出の人気イベントのため、参加をご希望の方はお申し込みをお早めに!
2021台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"~精鋭と新鋭の挑戦」
開催日程:2021年4月〜10月(7回)
開催形式:配信プラットフォームによるオンライン
参加:無料。事前申し込み制。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社
イベント形式:映画の上映とトーク
◆今年の上映作品
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