ファン・ジョンミン主演『潜入』劇場公開!日本版ポスタービジュアル&予告編解禁
この度『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』ファン・ジョンミン主演作『潜入』を4月30日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国公開。この度、同作の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。
※公開日は6月18日(金)に延期。(5月12日現在)
本作は、長らく公開が待たれていた幻の名作(原題:死生決断)。『国際市場で会いましょう』『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』ほか、今や韓国映画界を代表する俳優ファン・ジョンミンと、『生き残るための3つの取引』『ベルリンファイル』ほか映画ファンから信頼の厚い個性派俳優リュ・スンボムの若き日の共演作だ。それぞれ百想芸術大賞(リュ・スンボム)、釜山映画評論家協会賞(ファン・ジョンミン)で主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げた。
キム・ヘス主演『国家が破産する日』などでも描かれた、1998年に韓国を襲ったIMF(国際通貨基金)経済危機。港湾都市の釜山を舞台に、かつての相棒を麻薬王に殺されたことから、麻薬一掃の使命に憑りつかれた刑事ト・ジングァン(ファン・ジョンミン)と、混沌極まる社会情勢を利用し更なる成り上がりを目論む麻薬ディーラー、イ・サンド(リュ・スンボム)の壮絶な攻防が描かれる。
『GOGO70s』『ビッグマッチ』のチェ・ホが監督を務めた。時代に翻弄された男達による、駆け引きにまみれた極上のクライムアクションについて、監督はこう語る。
「1997年12月、IMFの経済危機は、韓国の大企業を崩壊させると同時に、政治や経済にも大きな影響を与え、新聞には自殺者のニュースが絶えませんでした。そんな中、第2の都市である釜山では麻薬の使用が急増し、売人が数百人単位で増えていったのです。私はこの社会的混乱をフィルムノワール風に描きたいと思いました。国中に溢れる腐敗と、社会に横たわる矛盾を描くためには、エネルギッシュな映画のスタイルが必要だと感じ、70年代の深作欣二監督の映画を参考にしました。縦横無尽なカメラと荒々しい音楽、そして境界線を無視し、全力疾走するキャラクターからは、特に影響を感じられると思います」
公開に先駆け日本版ポスタービジュアルが解禁。「悪いやつと、もっと悪いやつ!」の言葉が表す通り、タバコを片手に不敵な表情を浮かべるサンドと、銃口を向けられているにも関わらず薄笑いを浮かべるジングァン。煮ても焼いても食えない、裏社会でもがく2人の男が行き着く先は―?
予告編では、「この沼の捕食者(ワニ)になる」と宣言するサンドと、自分が狂ったのは”あの男”のせいだと語る思いつめたジングァン。2人の人生が抜き差しならないレベルで交わった時、血が流れる―。本編への期待が高まる映像だ。
『潜入』
2021年4月30日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開
※公開日は2021年6月18日(金)に延期。(5月12日現在)
【STORY】
1998年、韓国はアジアを襲ったIMFの経済危機に見舞われていた。特に打撃を受けた港湾都市の釜山で、若く企業家肌の麻薬密売人サンド(リュ・スンボム)は、記録的な利益を上げていた。釜山の麻薬刑事ジングァン(ファン・ジョンミン)は、4年前に相棒が悪名高い麻薬王チャン・チョルに殺されたことから、「釜山から麻薬を一掃する」というたった一つの目的のために行動してきた。サンドの弱みを握ったジングァンは、彼を密告者として麻薬組織のトップに潜入させ、一掃しようと考える。だが、狡猾なサンドもまた、トを利用して競争相手を排除し、麻薬密売の頂点に立つチャンスだと目論んでいた。しかし、中国に逃亡した麻薬王チャン・チョルが再び現れたことで、お互いを利用した賭けの危険性は高まり、街には血が流れ始める…。
監督:チェ・ホ『ビッグマッチ』
出演:ファン・ジョンミン 『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』、リュ・スンボム 『ベルリンファイル』
2006/韓国/カラー/韓国語/117分 原題:사생 결단 英題:Bloody Tie
配給:ファインフィルムズ
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