日本でもロングヒット中の桃花シリーズ第3弾「夢幻の桃花～三生三世枕上書～」がついに日本でDVDリリース開始！　前作「永遠の桃花～三生三世～」の人気キャラクター白鳳九と東華帝君の物語をより詳細に、より濃密なラブ度で描いた本作。2作続けて古代の神・東華帝君を演じたガオ・ウェイグァンさん（高偉光）さんに、本作についてお話を訊きました。

—　「夢幻の桃花～三生三世枕上書～」（以下「夢幻の桃花」）が制作されることを聞いた時、どのように感じられましたか？

ガオ・ウェイグァンさん（以下、ガオ・ウェイグァン）　もちろん嬉しかったです。同じキャラクターをもう一度演じることは、俳優としてとても大切にすべき機会だと思います。

なぜなら、多くの場合は一本の作品が終わったら終わりで、もう一度その役に関わることは難しいから。なので本作が制作されると聞いたときはとても嬉しかったです。

—　「永遠の桃花～三生三世～」（以下「永遠の桃花」）に続き「夢幻の桃花」でも東華帝君を演じられましたが、ガオ・ウェイグァンさんは東華帝君をどのような人物だと理解して演じられましたか？演じる際に意識されたポイントなどあれば教えてください。

ガオ・ウェイグァン　僕が理解している東華帝君は、たくさんのことを経験し様々な物事に対してはもう何も気にしないようになった。そんな気持ちで数十万年間を過ごしている人です。

しかし突然、白鳳九が現れて彼に「心惹かれる」という感覚を思い出させました。これは知らず知らずのうちに徐々に変化していったことなので、彼の変化もちょっとずつ表現しなければいけません。

まずは細かい表情や目差しから、徐々に他人に気づかせるような変化になっていきます。それとともに彼の感情、セリフ、白鳳九と他の人で行動を変えたりして、彼の冷たさとのギャップを表現します。これらの変化は僕が特に意識したポイントです。

—　数年たって同じ役を演じることで、感じた自身の成長はありましたか？

ガオ・ウェイグァン　２年は一人の俳優にとって長い時間です。日常生活の積み重ねや人生の経験がどんどん豊かになって、そしてこれらを消化した自分が役作りする時に、キャラクターの表現にこの時間は役に立ってくれたと思います。


—　撮影現場の雰囲気はいかがでしたか？撮影時に面白かった裏話などあれば教えてください。

ガオ・ウェイグァン　僕が白鳳九（を演じるディリラバさん）、連宋（を演じるリー・ドンホンさん）、司命（を演じるローレンス・ワンさん）とは普段から仲が良いので、撮影現場がとても楽しくて。そのせいで僕はよく撮影中で笑ってしまいました。

でも笑うとカツラが抜けちゃって。撮影時は夏で暑かったのでメイクさんに何度も直してもらうのも申し訳なくて、手でかつらを押さえていました（笑）。メイキング映像には僕が手でかつらを押さえながら笑っている様子がかなりあります（笑）。

—　白鳳九を演じられたディリラバさんとの撮影で、印象に残っているエピソードがあれば教えて下さい。

ガオ・ウェイグァン　ディリラバさんと一緒の撮影のとき、休憩時間によく歌でハモろうとしていたのですが基本的に成功したことはありませんでした（笑）。いつもそれぞれ歌っていますが、お互いにハーモニーを合わせようとしている状態がとても笑えるんです（笑）。

—　ガオ・ウェイグァンさんからみたディリラバさんは、どんな魅力をもった俳優だと思いますか？

ガオ・ウェイグァン　ディリラバさんとは何度も共演していますが、毎回違う新鮮な印象を感じます。彼女はとても真面目な女優さんです。共演する時に私たちは心が通じでいるし、演じながらより通じ合うようになっていきます。アドリブも事前に言う必要がなく、自然とお互いに合わせて演じることができるんです。


—　「永遠の桃花」で共演した方々に加え、新しく参加された方々もいらっしゃいますが、「夢幻の桃花」で共演されて印象に残っている俳優さんはいらっしゃいますか？

ガオ・ウェイグァン　連宋役を演じたリー・ドンホンさんですね。僕たちプライベートでは親友なんです。彼はとても可愛くて、共演する時に彼の真面目な様子を見ると笑いたくなってしまいます（笑）。僕自身も彼の前で帝君として偉そうな姿勢でいなければいけないから、彼と共演するたびに僕は笑いを我慢しています（笑）。

—　前作「永遠の桃花」でも白鳳九と東華帝君は大人気でしたが、今回の「夢幻の桃花」でさらにパワーアップした魅力、また新たに加わった魅力を教えてください。

ガオ・ウェイグァン　今回、東華と鳳九との物語は完全で、第一話から最終話までほぼ全部がこの二人のやり取りです。今回二人は愛と恨み、別れと再会、生き別れと死に別れを全部経験したので、楽しみにしてください！


—　「夢幻の桃花」と「永遠の桃花」、それぞれの白鳳九＆東華帝君の物語にキャッチコピーをつけるなら、それぞれどんなキャッチコピーをつけますか？

ガオ・ウェイグァン　「永遠の桃花」は「逃す」、「夢幻の桃花」は「言い過ぎたら間違い、多く言ったら劫※」。

※劫：運命で定められている乗り越えなければいけない試練のこと

—　ガオ・ウェイグァンさんの「夢幻の桃花」での一番お気に入りのシーンまたはセリフはどれですか？

ガオ・ウェイグァン　東華と鳳九が一緒に月令花を見たシーンです。鳳九が東華に「好きな人はどんな人？」と聞いた時に、東華が「何でも完璧な人。俺が選んだ人だから、何でも完璧だ」と答える。その時、鳳九はそれが自分ことだとは気がつきませんが、東華の目差しはすべてを説明しています。

—　「夢幻の桃花」でガオ・ウェイグァンさんが演じていてキュンとした、オススメの胸キュンシーンを教えてください。

ガオ・ウェイグァン　たくさんありますよ！特に東華と鳳九が阿蘭若の夢に入ってからは胸キュンシーンが結構あるのでおすすめです。


—　もしガオ・ウェイグァンさんが、「夢幻の桃花」で他の役を演じられるとしたらどの役にチャレンジしてみたいですか？

ガオ・ウェイグァン　連宋役かな。彼には自分の家族、仕事と恋愛があり、ストーリー性が豊富なキャラクターなので、演じる時に発揮する空間があると思います。


—　ガオ・ウェイグァンさんが忙しい日々の中で「小さな幸せが得られること」はどんなことですか？

ガオ・ウェイグァン　忙しい時が終わったら日光浴をしたり、コーヒーを飲んだりするのが僕の「小さな幸せ」。

—　最後に、これから「夢幻の桃花」を見る日本のファンに何かメッセージをお願いします。

ガオ・ウェイグァン　皆さんは僕が演じる東華帝君を好きになって頂き、僕たちの「夢幻の桃花」を好きになって頂ければ幸いです。