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「孤高の花」は“私、こじらせてる?”あなたに効くドラマ《前編》|アジアドラマの処方箋#5

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この連載では、様々な症状に効く中国ドラマ・台湾ドラマを紹介。第5回の今回は「私、こじらせてる?」あなたにおすすめの1本を紹介します。

お薬ドラマ「孤高の花~General & I~」

「孤高の花」キービジュアル

このドラマの効能
・ “こじらせ女子”を卒業する極意が学べます
・ ダメ男を回避!イイ男の定義がわかります
・ ドラマチックなラブ史劇で“愛されてる感”が味わえます


前編「白娉婷から学ぶ!“こじらせ女子”卒業の極意」

"こじらせ女子"とは、世間が求める女性像から外れている自分に自信がなく、ネガティブな気持ちになってしまっている女性のこと。

「私、こじらせてる?」
そう感じている女子たちにご紹介したい中国時代劇ドラマがこちら、『孤高の花~General & I~』。



敵対しながらも愛し合う女軍師と将軍のめくるめく愛のストーリーは、こじらせてしまった心をほぐして前向きにしてくれるヒントがいっぱい!
これを観ればきっとあなたも"こじらせ女子"を卒業できるはず!?

前編ではまず、ヒロイン・白娉婷について紹介していきましょう。

ドラマの舞台は中国で各国が天下の覇権を争っていた戦乱の時代。
ヒロインの白娉?は燕の敬安王府に仕える侍女で、女性版"諸葛亮孔明"と呼ばれるほど才覚のある軍師。




そんな彼女が敬安王子・何侠とともに戦場で戦うシーンから、物語はスタートします。

わずか8千の兵で戦う彼らの相手は、連戦連勝を誇る晋の将軍・楚北捷が率いる10万の軍。
圧倒的に不利な状況下で、白娉?はある策を講じて燕軍を勝利に導き、楚北捷を感服させます。



ところが......
この戦いの裏にはある陰謀があり、敬安王府には身に覚えのない謀反の罪が着せられ、何侠と白娉婷は逃亡の身に。

その後、楚北捷に追われた敬安王・何勝が死亡したという知らせを聞いた2人は、楚北捷に復讐を誓ったのでした。

この白娉婷は女軍師といっても男勝りなキャラというわけではなく、見た目はごく普通の女性。

モデルとして日本でも活動していた美人女優アンジェラベイビーが演じているだけあって、確かにすごく美しい女性ではありますが、格別に女子力が高いわけでも、セクシーなわけでもなく、あくまで自然体です。

女だてらに戦場に立つというのは、当時の女性像からはみ出しまくっていますが、特に気負うこともなく、ありのままの自分に自信を持っている、そんなところが他の時代劇のヒロインとは違う魅力です。

その後、深手を負った白娉婷は偶然通りかかった楚北捷に命を救われます。
そして、互いに敵同士でありながら、運命の出会いを果たした2人のラブストーリーが動き出します。



というのも......
白娉婷は楚北捷がずっと探していた初恋の少女だったのです!←コレ、中国時代劇あるあるですね(笑)

それに気づいた楚北捷は敵でありながら白娉婷に正々堂々とアプローチしていきます。
そんな彼に心ならずも惹かれていく白娉婷。
しかし、彼女が仕える何侠は楚北捷への復讐に燃えています。

そこで楚北捷の身を守り、民を苦しめる戦争を終わらせたいと考えた白娉婷は、あえて楚北捷から離れて何侠の元へと戻っていったのでした。

最初こそ楚北捷に強引に唇を奪われ、彼のペースに乗せられているように見えた白娉婷ですが、自分がどう行動すべきかは自分で決めるというのが、さすがですね!



楚北捷を愛し始めたからこそ、彼を守ることを選ぶ。
そんなふうに受け身ではなく主体的に行動するところもあっぱれです。

とはいえ、運命の赤い糸で結ばれた白娉婷と楚北捷の縁が切れることはありませんでした。

彼らは天下の覇権争いの陰謀に巻き込まれ、戦場で対峙しながらも、逆境の中で互いに助け合い、愛を深めていきます。
そして今度は、添い遂げられない運命ならせめて白娉婷を守りたいと考えた楚北捷が、彼女を遠くに逃がそうとします。

しかし、白娉婷との別れを決意した楚北捷に、彼女は会ってはっきりと伝えます。

「これからはずっとそばにいさせて」



この言葉が楚北捷の心を動かし、白娉?の覚悟を知った楚北捷は運命に逆らってでも彼女とともに生きる道を選択します。
そして、ネガティブにならずにあくまで愛を信じた彼女の勇気が、2人の未来を切り拓くことになります。

さて、このような白娉?の行動を見ていくと、"こじらせ女子"が学ぶべきポイントが多々あるのではないでしょうか。


【白娉婷から学ぶ"こじらせ女子"卒業の極意】

1 ありのままの自分に自信を持つ
2 受け身ではなく主体的に行動する
3 ネガティブにならずに愛を信じる


白娉?のような生き方を見習う意識を持てば、狭くなっていた視界がぱっと開けて、"こじらせ女子"から卒業できるかも!?

後編はウォレス・チョンが演じる楚北捷をクローズアップして、"こじらせ女子"がダメ男に引っかからないためのイイ男の定義に迫ります。お楽しみに!


<後編につづきます>


Text:小酒 真由子
フリーライター。欧米からアジアまで幅広くTVドラマについて執筆中。
アクション、ラブ、サスペンスと三拍子揃った中国時代劇は大好物。
ウォレス・チョンが歌手デビューした当時、台湾に留学していた経験あり。




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<処方箋>





「孤高の花~General&I~」

<<公式サイト>>



<シンプルBOX 5,000円シリーズ>好評発売中!

<シンプルBOX 5,000円シリーズ>DVD-BOX1~3
各5,000円+税

発売・販売元:エスピーオー
c Croton Entertainment

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