『22年目の記憶』こんなギョング見たことない!<本編映像>初解禁
『殺人者の記憶法』のソル・ギョング主演作『22年目の記憶』が2019年1月5日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開される。この公開に先立ち、本作の<本編映像>が解禁となった。
今回解禁された<本編映像>では、抜群の演技力・憑依力を見せる名優ソル・ギョングが、なんと稀代の大根役者として登場。売れない役者・ソングン(ソル・ギョング)が代役として立った舞台でスカウトされたある<オーディション>での一幕だ。
登場するなり「ハムレット」のクライマックスを演じ始めるが、棒立ち、大げさな表情、固い体の動きなど、素人目から見ても「こりゃダメだ......。」とわかる圧倒の棒演技ぶり。冷たくあしらわれてもめげずに演技を続けようとし、「必要があれば裸にだってなります!」とズボンまで下す気合いの入りっぷり。「どうぞお帰りを」と退席を促されても「沈清伝を!」と諦めない。場違いなガッツに辟易したホ・サムウン教授(イ・ビョンジュン)は、「あの男だけは2次審査に進めなくては!」と激昂。
実はこのオーディション、ある国家に関わる重要な目的の為、「演技力なし、詮索しない」人間を審査し採用するためのものだった。2次審査に受かったソングンの運命の行方は、果たして......。
売れない役者としての悲哀を滲ませながら、全身をフルに使って必死な一幕をコミカルに演じる姿は、ソル・ギョングならでは。俳優として<演じること>へのこだわりまでも垣間見れる、貴重な本編映像だ。なお、ソル・ギョングは本作の演技で第35回黄金撮影賞 最優秀主演男優賞を受賞している。
本作の監督・脚本を務めたのは『ヨコヅナ・マドンナ』『彼とわたしの漂流日記』など、独創的な設定と演出力で知られるイ・へジュン。韓国と北朝鮮の南北首脳会談のリハーサルが行われたという記事から着想を得て、実力派俳優2人の父と息子の22年に渡る物語を見事完成させた。
==========
『22年目の記憶』作品情報
2019年1月5日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にてロードショー
【ストーリー】
1972年、韓国と北朝鮮との間で南北共同声明が発表される。統一ムードが高まるなか、初の南北首脳会談に向け、韓国では北朝鮮の最高指導者・金日成(キム・イルソン)の代役オーディションが秘密裏に行われた。オーディションに受かった売れない役者ソングン(ソル・ギョング)は、いつしか自分を金日成だと信じ込んでしまう---。22年後の1994年、ある理由からそんなソングンと、彼に振り回されてきた息子テシク(パク・ヘイル)の同居生活が始まる。
監督:イ・へジュン『ヨコヅナ・マドンナ』
出演:ソル・ギョング 『殺人者の記憶法』、パク・ヘイル 『神弓-KAMIYUMI-』、ユン・ジェムン、イ・ビョンジュン、リュ・へヨン
2014/韓国/カラー/韓国語/128分/原題:?? ???/英題:My Dictator 映倫:G
配給:ファインフィルムズ c 2018 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
http://www.finefilms.co.jp/22nenme/
記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!
Twitter
Facebook