シネマートで今やってます。vol.7 『フィッシュマンの涙』
はじめまして!
あけましておめでとうございます。
未だ"逃げ恥ロス"に陥っております、スタッフHです。
"逃げ恥"は色んな社会問題を取り込んだラブストーリーでとてもおもしろかったですね!(ガッキーかわいい)(星野源になりたい)
今回はそんな私が、絶賛公開中の『フィッシュマンの涙』について紹介させていただきます!
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【STORY】
マジメで平凡なフリーター青年パク・グ(イ・グァンス)は、報酬目当てで製薬会社の新薬治験に参加し、原因不明の副作用のせいで"魚人間"に突然変異してしまう。パクから助けを求められた女友達ジン(パク・ボヨン)は、自分が注目を集めたいがために"魚人間の恋人"と称してパクの身に起こった出来事をネット上に投稿し、その記事を知ったTV局の見習い記者サンウォン(イ・チョニ)は、正社員への昇格をかけてパクの独占密着取材に意欲を燃やす。事件はあっという間にメディアのトップニュースとなり、一気に脚光を浴びることになってしまったパクは、本人の意思とは裏腹に時代の寵児となってゆく。しかし、その栄光は長くは続かないー。父親、恋人、人権派弁護士、そしてスクープ狙いのTV局の見習い記者はそれぞれの事情を背負いながら、魚男を産み出した製薬会社に闘いを挑んでいくー。
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韓国原題「突然変異」。
作品ビジュアルを見ていただければ分かると思いますが...主人公がなんと!魚人になってしまったのです!!
これだけ聞けば、(ヘンテコな映画だなー)と、思われるかもしれません...。
が!こちらの作品、とても深いのです!!
まずは主人公がフィッシュマンになってしまった理由。
韓国ではお金の無い学生が学費を稼ぐために無理をしてアルバイトをしています。フィッシュマンの彼も同様に、お金欲しさに新薬治験の怪しいアルバイトをしてしまうのです。
見た目が魚に変身してしまった彼は、ある所では一躍人気者に。
ある所では気味悪がられ...。
外見が変わっただけで表れる差別の目や反応に主人公自身も葛藤し考え込みます。
フィッシュマンを追い続けると意気込んだ新米記者サンウォンが登場するのですが、彼もまた面接時に受けた"地方大出身"という偏見・差別に負けじと、フィッシュマンを追うことで就職を目指します。
高学歴社会である韓国情勢に訴えかけているようです。
フィッシュマンと一夜を過ごしたというヒロイン"ジン"もお金に目がくらみフィッシュマンを使ってお金もうけをしようとします。
言葉が悪く生意気な彼女も裏には悲しい理由があり...。
両親がいないからと心のない言葉や偏見を受けます。
彼女も最後にはフィッシュマンのために大奮闘します!
その他にも自らの欲のせいで出てくる"嘘と本当"。
ある意味人間らしくリアルなのですが、観ている側としてはイラッとしまう場面でもあります。
このように、"魚人"というヘンテコな設定ではありますが、色々な社会問題が見えてくる面白い作りとなっているんです!!
深い、深いのです...!!!
真剣な話なのにおかしくもあり、クスっと笑えるようなシーンも多々あります!
そう、世間を賑わせた"逃げ恥"みたいな作品なのです!!
題材やテイストは勿論異なりますが、色々な問題をうまく作品に盛り込んで、楽しく観れます!
フィッシュマン、そして各登場人物がどのような結末を迎えるのか。
フィッシュマンは元の姿に戻れるのか...。
ぜひ!『フィッシュマンの涙』本編を観て確かめてください!
映画館を出る頃にはフィッシュマンが愛おしくなっているでしょう...。
『フィッシュマンの涙』はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開中。
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エグゼクティブ・プロデューサー:イ・チャンドン 監督・脚本:クォン・オグァン
出演:イ・グァンス イ・チョニ パク・ボヨン プロデューサー:キム・ウサン
原題:????(『突然変異』/英題:Collective Invention)配給:シンカ 公式HP:fishman-movie.jp
【2015/韓国/92分/カラー/シネスコ】
c2015 CJ E&M, WOO SANG FILM
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Text:スタッフH
韓国映画に圧倒されハマってしまいました。最近ギターを始めたスタッフHです!うまくなりたい!
公開が楽しみな映画→『恋愛奇譚集』『哭声』『夜は短し歩けよ乙女』
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