【インタビュー】「仮面」ヨン・ジョンフン「より激しく、冷たく、悪魔のように」#1
11月29日からの、テレビ東京「仮面」放送スタートを記念し、キャストインタビューを掲載!
インタビュー第2弾は、冷酷な野心家ミン・ソクフンを演じたヨン・ジョンフン。
「仮面」で、裏の主人公ともいえるほど強烈なインパクトを残す悪役ミン・ソクフン。「血も涙もない、本当の悪魔」と言われるほどの徹底的な悪を、悪役初挑戦となるヨン・ジョンフンはどのように演じたのか?そして共演者ヨン・ジョンフンから見た、チュ・ジフンの意外な一面は必読!
ソクフンとは似ても似つかない、お茶目で熱い!ヨン・ジョンフンのインタビューを全3回でお送りいたします。
※このインタビューは2015年冬に実施されました。
第1弾:チュ・ジフン インタビュー
第2弾:ヨン・ジョンフン インタビュー
第3弾:INFINITEホヤ インタビュー(近日公開予定)
★「仮面」作品公式サイト
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●「仮面」への出演依頼が来た時のお気持ちをお聞かせ下さい。
依頼を受けたことよりも、私が演じてみたかった役だったので、必ずやりたいと強く思いましたね。今まであまり見たことのない悪役で、一度は悪役を演じてみたかったのでとても嬉しく思いました。ほんとうに、何より「凄く演じたい」気持ちが強くありました。
●脚本を読まれた時のご感想をお聞かせ下さい。
最初、脚本を読んだ時、「うわ!とても面白い」という印象を受けました。どうしても脚本を読むとき、自分が演じるキャラクターをメインに読むので、ソクフンというキャラクターを中心に読みました。
ソクフンというキャラクターに惹かれた理由は、ある女性を愛しているけど、復讐のためにその女性を利用しようとし、またその復讐の相手となる家に婿として入り、何もかもすべて壊そうとします。単純に復讐することだけのために、大げさなことを繰り広げるんですが、そのような度胸がある男だというとことろに魅力を感じました。
また、シナリオ上にはもちろんエンディング(結末)も描かれてますが、その中で幅広く自分なりに表現できると思いました。チェ・ホチョル作家さんの筆力が際立つ作品でしたが、その上、とても良い俳優たちが合流したため、彼らと良いシナジー効果さえ出せれば、とても面白くて良い作品が生まれると思いましたね。
●ご自身の役どころを一言でいうと?
復讐に目が眩み自分自身が見えなくなっている男、です。
●"最高の悪役演技"と評されたミン・ソクフンの役作りはどのようにされましたか?
評価してくださって有難うございます。(笑)
はじめてミン・ソクフンを見た瞬間、「あの人は悪役だ」とすぐわかる悪役よりも、少しユニークなキャラクターとして表現しようと思いました。本当に冷たくて冷静な真の悪魔のような?表向きには悪魔ではないけど、本当の悪魔で・・・血も涙もないキャラクターをより強調したかったんです。それで、スエさんが演じるジスクというとても善良な女性が悪魔と取引する姿を描きたかったです。
参考にしたのは以前見たアニメーションです。悪魔のような男がいて、とてもピュアで何も知らない女が間違って悪魔と取引することになるシーンが、シノプシスを読みながら頭に浮かびました。そのような部分をより強調して表現するために、外見よりも表情や口調、そういったことにおいてまったく躊躇しないタフなキャラクターを作りました。
そんなキャラクターがドラマの後半からくずれていく姿が、視聴者たちが主人公を応援する上でよりカタルシスを感じ取れると思い、劇の序盤ではより激しく追い込み、冷たく、悪魔のように・・・、そういった姿をたくさんお見せしようと努力しましたね。
●プ・サンチョル監督、チェ・ホチョル作家からは、リクエストやアドバイスはありましたか?
ストーリが展開していく状況や、監督が描きたい(スエ演じる)ジスク/ウナの姿、(チュ・ジフン演じる)ミヌの姿、そしてソクフンの姿があると思いますが、何よりその4人のアンサンブルがどのように繰り広げられるのかが重要なポイントだったと思います。もちろん、劇中、ユ・イニョンさん演じる妻のミヨンというキャラクターもとても重要な役割を果たします。なんでかというと・・・あ!その理由はここで話してはダメですよね?(笑)
4人の人物がどのように絡んでいくのかに対するポイントを、監督と作家さんからは、「こんなふうにキャラクターを演じて欲しい」という意見よりも、描きたい全体の作品の方向性について話してくれました。
我々が重点を置いて論議したのは、ウナ/ジスクの違いと、ウナとソクフンは一体どんな関係なのか、という設定ですね。各キャラクターのそれぞれの方向性、最初はどのような姿を見せ、中盤からはどのような姿を見せるのかについてたくさん話し合ったので、監督は俳優らを信じてくれていたんだと思います。
現場に入る前に議論したことももちろんたくさんありましたが、現場で話し合った部分が多かったですね。
監督はソクフンのキャラクターが気に入ったみたいです。いつもリハーサルの時に、ご自分で先にソクフンを演じてみるんですよ (笑)。 私たちは「監督がソクフンになってる。あの役に結構はまってるかも」と話していましたね(笑)。
監督が話す内容については十分理解していましたけど、そうじゃない部分もありました。状況によって、どれほどソクフンがウナやジスクに近付けばいいのか、その距離感についてコントロールしました。
第2回へつづきます。
★「仮面」予告編★
cSBS
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