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【中国エンタメ】徐誉庭(シュー・ユーティン)小説 フジテレビにてドラマ化決定


台湾の人気脚本家徐誉庭(シュー・ユーティン)が執筆した初の小説「馬子們!」は、講談社より漫画「それでも僕は君が好き」として出版され、更に今年の秋にドラマ化が決定している。


主人公・芹澤祐輔を演じるのはフジテレビドラマ初主演を務める小出恵介。小説は主人公がそれぞれ個性のある8人の女性との恋愛物語を語り、男の子から男性までに成長する「大人への道」を描く。漫画化された単行本は5冊目で30万部のセールスを記録した。ドラマは主人公の芹澤祐輔の10歳から29歳までの恋愛遍歴をふり返り、4夜連続で放送される予定。


徐誉庭は3年先まで脚本依頼で埋まっているといわれる台湾一の脚本家で、2012年に個人事務所親愛的工作室(プロダクション)を設立した。同年、徐誉庭がプロデューサー、監督、脚本を兼任し「台北ラブストーリー」を制作し、「金鐘賞」で6部門(連続ドラマ賞、連続ドラマ脚本賞、連続ドラマ主演男優賞、連続ドラマ主演女優賞、美術デザイン賞、節目行銷獎(広告賞))にノミネートされた。


●徐誉庭(シュー・ユーティン)作品リスト


・脚本
「大醫院小醫師」(2000年)
「流氓教授」(2001年)
「流星花園II」(2002年)―邦題: 「流星花園 ~花より男子II~」
台湾で記録的なヒットになり、世界13カ国に輸出された。とくに香港、インドネシア、シンガポール、フィリピンでは海外ドラマ歴代最高視聴率を記録するなど世界的ヒット作となった。
「Love Storm?狂愛龍捲風」(2003年)―原題:「狂愛龍捲風」
「赴宴」(2003年)
「戦神MARS」(2004年)―原題:「戰神」
「天堂來的孩子」(2006年)
「Silence」(2006年)―原題:「深情密碼」
「牽牛花開的日子」(2008年)
「光陰的故事」(2008年)
君に恋した328日」(2010年)―原題:「第二回合我愛?」
「飯団之家」(2010年)
イタズラな恋愛白書」(2011年)―原題:「我可能不會愛?」
台北ラブストーリー」(兼プロデューサー,2012年)―原題:「罪美麗」
「?包樹上的女人」(2013年)
僕らのメヌエット」(2014年)―原題:「妹妹」


・小説
「馬子們」(2011)―漫画「それでも僕は君が好き」に改編し、日本で出版


・その他
舞台劇の監督、劇団のマネージャーを担当


●台湾での賞受賞歴
金鐘奨(Golden Bell Awards)(「台湾エミー賞」とも称される)


2001 「大醫院小醫師」、「流氓教授」 連ドラ脚本賞 ノミネート
2004 「赴宴」 ドラマ脚本賞 ノミネート
2005 「黑夜藍天」 ドラマ脚本賞(單元劇) ノミネート
2009 「光陰的故事」 ドラマ脚本賞 ノミネート
2012 「イタズラな恋愛白書」 ドラマ脚本賞 受賞
2013 「台北ラブストーリー」 ドラマ脚本賞 ノミネート


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