【中国エンタメ】中国発3Dアニメ『西遊記之大聖歸來(帰ってきた孫悟空)』中国史上最高の興行収入を記録
2015年7月10日に公開された中国国産3Dアニメ映画『西遊記之大聖歸來』が、公開5日間で興行収入(以下、興収)2億人民元(約40億円)を突破。7月22日までに、累計5.25億人民元(約105億円)を突破し史上最高興収の中国国産アニメとなった(現在も上映中)。また、7月14日の興収は5,100万人民元に達し、中国アニメ映画『熊出没2』が持つ興収4,080万人民元のアニメ単日興収最高記録も更新した。
『西遊記之大聖歸來』は資金不足のため後半の制作は全て監督の実費で制作され、上映前のプロモーションが十分にできなかった。予告編で感動したファンが自らSNSなどで宣伝し、口コミで注目を集めた。ところが、注目のアイドル映画『小時代4』と『?子花開(クチナシが咲く)』とほぼ同時に公開されたため、公開されてから3日間、全国での上映スクリーン数の1割に満たなかったものの、単日合計興収の30%を占めるなど人気の高さをうかがわせた。
更に、14日の興収は『小時代4』と『?子花開(クチナシが咲く)』(2作品で全国上映スクリーン数の7割を占める)の合計興収よりも高く、「逆襲」を果たした。ファンからもっと上映スクリーンを増やして欲しいという声があまりにも多いため、映画館は上映スクリーン数を8%から30%にアップせざるを得ない状況に追い込まれた。
また、『西遊記之大聖歸來』は、豆瓣(中国大手評価サイト、ユーザーが映画、ドラマ、小説などを評価して点数を付ける)では8.8点と高評価され、アニメ部門の過去最高評価点数を記録しただけではなく、近年の中国国産映画の最高評価点数記録を更新した。
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